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続・掃除

人生に迷った時は、掃除だ。

未来が見えない時は、窓掃除。
人生を変えたいなら、物を捨てる。
開運したければ、掃除をする。

やるしかない。

物を捨てる。
今の自分を確認する作業。

今の自分に必要なものを選ぶ。

捨てるよりも、残すもの。
それが、大事。

私が好きな本は、「新 ガラクタ捨てれば自分が見える(著:カレン・キングストン/小学館/2013年)」。これを読んだら掃除をしたくなる。読むたびに物を捨てたくなるから、友達に渡しては、また読みたくなって買う、という行動を繰り返していた時期もある。

こんまりさんの「人生がときめく片づけの魔法」も大好きです。

2023年10月は、掃除ばかりしていた。

以前、掃除用洗剤の魅力に気づき、掃除に熱中した。酢を使い切ってしまったので、クエン酸とホームリセットを購入した。

(1)カリカリ汚れ。

前回の掃除で汚れを取りきれなかった風呂場のドアの水垢の炭酸カルシウム汚れ(通称カリカリ汚れ)に挑む。

なかなかの大勝負だったけれど、ティッシュに酢(なくなった後はクエン酸)を染み込ませて、上からラップで蒸発を防ぎ、ひと晩放置する。

カリカリ汚れを除去するヘラはないので、プラスチック定規でカリカリ汚れにヒビを入れる。

クエン酸によって溶けて、塊が薄くなった部分にヒビを入れると、そこからポロポロと剥がれ落ちる。

いける…!!

今回はいけそうだ。私が引っ越してくる前からこびりついていたカリカリ汚れたち。今こそ、落としてあげるよ!

なかなかしぶとく頑固な汚れだったけれど、クエン酸を何度も染み込ませて、ついに汚れのない本来のドアに元通り!!やったーーー!!

感無量です。

この汚れを落とすために、私は沖縄に移住し、この部屋に導かれたのかもしれないとさえ思う。

(2)蛇口を磨く。

カリカリ汚れを攻略したことが自信となり、さらに掃除をしたくなる。同じ方法で、風呂場や台所の蛇口の水垢を落とす。

か、輝いてる…!

こんなにピカピカになるものなのか。本来はこんなに輝いているのか。今まで曇らせてて、ごめんよ。

それならば、あいつも綺麗になるのでは…。

トイレのタンク脇にある蛇口。水垢という呼び名では表現しきれない白く粉をふいているような青サビと水垢にまみれた蛇口。擦っても、落ちない汚れ。

クエン酸パック、してみよう。

クエン酸を染み込ませたティッシュを巻きつけ、ラップで覆う。約1日放置する。

約1日後。気合いを入れる。カリカリ汚れのように、定規で擦ることになるのだろうか。まったく落ちないかもしれない。それでも、いい。外してみよう。

恐る恐る外してみる。

あ。

落ちてるーーー!!!

外しながら、クエン酸の残るティッシュで擦ると、さらに落ちる。凄い!凄い!!

しぶとい汚れは残りつつ、あんなに白く粉をふいていたのに、輝く蛇口。素晴らしい。

(3)家中を磨く。

カリカリ汚れや蛇口の曇りを綺麗にしてしまうと、それは、空間の一部となり、目に入らなくなる。綺麗なのがあたりまえになる。

そうなると、次は別の汚れが目に入る。

掃除に終わりはないのだ。

櫻庭大王の動画を見ていると、胡散臭い(ごめんなさい)のに、掃除をしたくなる。物を捨てたら、掃除をする。その繰り返しだ。

・トイレ
・玄関
・床

ありとあらゆる場所を掃除して磨く。

窓、台所、エアコン、換気扇、排水口、下駄箱、冷蔵庫、壁。次から次へと掃除したくなる。

(4)お酒と塩。

ひすいこたろうさんの動画で、雑巾で拭き掃除をする時に、お水に清酒を入れるといいと知る。大王もを入れるといいと言っていた。

雑巾を、清酒(鬼ころし)と塩(シママース)を入れた水で絞り、家中を磨く。

私はお酒が飲めないけれど、いい匂い。

鬼ころしで、邪気払い。

しばらくしてから、ふと気づく。
お酒はアルコールだから、消毒効果があるんだ。

すぐに気づかない自分に呆れつつ、開運行動は、迷信じゃなくて、根拠があるのかもなと思った。

ちなみに、自分の浄化も継続中。

掃除をすると、深呼吸することが増えた。

家の空気が綺麗になったからだ。

床面積を増やすために、収納する。
先に物を捨てたから、スペースはある。

さらに、掃除がしやすくなる。

いい気分だ。

掃除を続けて、約1ヶ月。
床磨きを始めて、約1週間(正確には12日目)。

頭が痛む。
悪夢を見て、目が覚めた。

鬼だ。鬼が出た。

そう思った。

すると、突然クローゼットから、やーるーが出てくる。どこから入った?!

やーるー(ヤモリ)は、家の守り神。

守ってくれているのかな。ありがとう。

頭痛と悪夢。家の中に溜まっていた邪気が、ついに出てきたんだ。私に掃除をさせまいと、抵抗しているんだ。

パロサントを焚き、浄化する。

掃除をし過ぎているから、体が止めてくれているのかもしれない。そんな気持ちも浮かぶ。掃除に執着し過ぎているのかもしれない。

それでも、掃除をやめられない。
鬼や邪気に負けていられない。

自分の負けず嫌いが、発動する。

頭痛は残るけれど、掃除を続ける。

玄関のタイルを磨いていたら、ふと、浮かぶ。

掃除にとことん集中できる幸せ。
お金は稼げばいい。
健康なら働いて稼げる。

なるほど。

健康を維持し、自分に必要なものが分かっていれば、大丈夫。わたしが暮らしていける規模が分かっていれば、大丈夫。

至極当然だけど、そう思った。

掃除をして、開運するかどうかは、わからない。

だけど「動じなくなる」と大王は言っていた。

そのために、掃除はあるのかもしれない。

今日も掃除をする。頭痛は次第に治まってゆく。

毎日、汚れは溜まる。掃除に終わりはない。どこかに修行や祈願に行くのもいいけれど、自宅をパワースポットにする。

それが一番、自分を元気にするのかも。

元気があれば、なんとかなる。

私は、明日も掃除をする。

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