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旅といちごと種芋

いばいばコティに行く。

完成した報告書「いばしょの居場所を探す居場所をめぐる旅の記録」を読む。

大阪夏の旅では、大阪ダルクや淡路プラッツ、NIMO ALCAMOを訪問した時のことや、大阪の風景やココルームの様子などが写真と文でまとめられている。旅に参加した若者ふたりのレポートもあって、こんなことを見て、感じてきたんだなあと分かってよい。

東京冬の旅では、子ども若者応援フリースペース(品川)と、文化学習協同ネットワークのフリースペースコスモと風のすみかを見学したことが報告されている。私も東京冬の旅に参加させてもらったので、その時の記憶が蘇る。

コティに、夏と冬の旅に参加した若者が来ていたので、報告書を見ながら、報告書には書ききれなかった感想を聴いたり、東京冬の旅に一緒に行った時の思い出話をしたりした。旅には参加していないけれど、本日コティを利用していた別の若者も、その感想を聞きながら、みんなでおしゃべり。

表紙に使われている写真の裏話や、薬物依存やODの話題など、世間ではタブー視されがちな話題も、気軽に話せる雰囲気が、いばいばの良さだと私は思う。

雑談のなかでAIを使ってイラストを作ることになった時に、若者からお題をもらった。迷っていた若者に「今日、ほっとしたことは?」と尋ねると、若者は「いちご」と答えた。なんだかじんわりとしんみりが混じったような気持ちになった。差し入れで頂いたいちご、ご馳走様でした!

若者たちは、いばいばの畑に植える種芋の準備をしていた。種芋をふたつに切って、干す。腐らないように乾燥させた後、畑に植えるとのこと。芋の品種によって、断面の色が異なることや、今の時期は種芋が安くなっていることなど、私が気づかなかったことや、知らなかったことを教えてもらう。

そういえば、と思い出して、若者たちに「私、茨城に戻ってきたよ」と報告したら、「…知ってるよ」とにやりと微笑んでくれた。東京冬の旅の時に、茨城に戻って来ようか迷っていると若者に話したら「戻ってきたら」と言ってくれて、嬉しかったことを思い出す。ありがとう。

茨城居場所研究会へ、また遊びに行きます。

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