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本を読んでいるか、いないかはすぐにわかる

今日のおすすめの一冊は、成毛眞氏の『本は10冊同時に読め!』(知的生き方文庫)です。その中から「オンとオフは切り替えるな!」という題でブログを書きました。

本書の中に「本を読んでいるか、いないかはすぐにわかる」という心に響く一節がありました。

飲み屋で1分話せばわかる。相手が本をよく読む人なのか、ただ生きている人なのか。なぜなら、会話にはその人の考え方や頭の回転の速さ、教養の有無などが如実にあらわれるからだ。

よく、中小・零細企業の経営者で自分の苦労話を2時間も3時間も語りたがる人がいる。こういう人は、本を読んでいないんだろう。どうでもいい話をダラダラとずっと続けていられる人は、頭の切り替えができない人である。こういうタイプは仕事を効率よくこなそうと考える頭もない。

本を読んでいない人間の話題は、スポーツの話、テレビの話、飲み屋の話、女性の話、金儲けの話が中心である。ユーモアがわからず、駄洒落をいえばいいと思っているような低俗な輩である。

本は、読めば読むほど知識が増える。教養を身につければ、話題も増えるし、感受性も磨けるし、話せる相手の数も増える。もちろん、ビル・ゲイツも、ものすごい量の本を読んでいるから、世界一の大富豪にまでのぼりつめられたのだ。

欧米のリーダー層は自国の歴史や文化についてきちんと勉強している。自国の歴史や文化を知らなすぎると批判されている日本でも、さすがにトップにいる人たちは本を読んでそれらの知識を身につけている。

読書をしていなければ、トップにのぼりつめる可能性の芽すら生まれないのだ。人の上に立つ人間になりたければ、まずはとにかくたくさんの本を読むことだ。

成毛氏はマイクロソフトの元社長で、ビジネス界きっての読書家として知られている。そして、「超並列」読書術という読み方を勧めている。「超並列」読書術とは、バラバラのジャンルの本を、同時に読み進めることだ。

それによって、脳の様々な部位が刺激され、クリエイティブになるという。「千日の稽古(けいこ)を鍛(たん)とし、万日の稽古を練(れん)とす」とは、宮本武蔵の言葉だが、天才武蔵にとっても、数稽古が必要だという。

読書も同じで、数を多く読むことがいかに大切かだ。人は、発する言葉で、その人の教養や知識の度合いがわかってしまう。会話の中で、気の利いた一言もなければ、人物足りえないとも言える。何時間でも飽きさせない話題を持つ人は、多読の人だ。たくさんの本を読めば、自分の世界は大きく広がる。

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