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勉強する人生に終わりはない

今日のおすすめの一冊は、保坂隆氏の『図解 50歳からの人生が楽しくなる生き方』(ディスカヴァー)です。その中から「地域の人間関係を作っておく」という題でブログを書きました。

本書の中に「勉強する人生に終わりはない」という心に響く文章がありました。

「学び」で人生を 豊かに深める

《勉強する人生に終わりはない。学びを習慣づければ、 将来の生活が豊かなものになる。》 

【本当に学びが深まるのは30代を過ぎてから】
人生は勉強の連続です。しかも、年齢に応じて学びの質は変化していくものです。 若い頃は、学歴を得るためや、仕事に必要な知識を得るためなど、実利を意識して 学ぶケースが多いものです。

けれども、学びはそこで終わるわけではありません。 本当に充実した学びが可能となるのは、実は30代からです。この年齢層は実利にとらわれず、純粋に好きなテーマを学ぶことができます。哲学を学んで「人間とは何か」 を追究するのも、天文学の世界にどっぷり浸かるのもよいでしょう。

50歳を過ぎれば十分に人生経験を積んでいますから、若いときとは違った深い視点から物事を見つめることも可能です。そして、定年後は学びに対して、思う存分時間を投入できます。果たして、これ以上の贅沢があるでしょうか。 

これは、60代を前に大学院で学び始め、学生と現役医師の“二足のわらじ”をはい た私自身の経験からも断言できます。 

年齢にかかわらず、昨日より一歩でも成長を目指す。その気持ちがある限り、日常生活の場が学びの舞台となります。これこそが生涯学習の実践なのです。できれば、今のうちから学びのテーマを探り、少しずつ着手しておくのがベストです。

この時期に学びの助走ができれば、老後の充実度は大きく変わります。 将来のために金銭的な備えをするのと同時に、知的面でも蓄える習慣をつけておきたいものです。日頃から暇を見つけては本を読んだり、セミナーに参加したりする。 そうした「知的貯金」が老後の生活を支えてくれるはずです。 

《学問は人格に移る。》 (オウィディウス)

今までの我々のライフスタイルは、「教育(学校)」「仕事(会社)」「引退(余生)」という3つのフェーズを経験するという単純なものでした。しかし、現代は社会の急速なデジタル化、DX化により、社会の構造が激変しています。

今まで、学んだことが、一瞬にして陳腐になるくらいの激しい変化です。したがって、常に学び直しをする必要があるのです。それを「リカレント教育」といいます。学校を卒業した社会人が、自分のキャリアのための学び直しを繰り返しすることです。

しかも、人生100年時代を迎え、定年後の余生といわれる時間が恐ろしいほど長くなりました。まったく学ばなかったら、世の中の変化についていけず、しかも何もしない生活を続けると、確実にボケるのが早くなります。だからこそ、学び続けることが必須となったのです。

今日のブログはこちらから☞人の心に灯をともす


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