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背筋を伸ばし、胸を張れば元気が湧いてくる

今日のおすすめの一冊は、ゆうきゆう氏の『人生を好転させるシンプルな習慣術』(海竜社)です。その中から「マメで行動が早い人は明るい」という題でブログを書きました。

本書の中に「背筋を伸ばし、胸を張れば元気が湧いてくる」という心に響く文章がありました。

アメリカのケース・ウェスタン・リザーブ大学の心理学者であるムラビン博士は、こんな心理実験を行っています。 

まず、彼は被験者たちをA・B・Cの三つのグループに分けて、それぞれ、 
A.座るときは背筋を伸ばし、歩くときも胸を張るようにさせる。 
B.なるべく「明るい気持ち」になるように指示する。 
C.特に何もさせない。 

そして2週間後、それぞれが実際にどんな心理状態でいるかを調べたのです。その結果、Aのグループだけが、大きく自信がアップしており、また気持ちも明るく過ごしていることが多かったのです。 

ちなみにBのグループは、特に変化はありませんでした。 人間、「明るくなろう!」とか「自信を持とう!」とか、いくら暗示の ように思い込もうとするよりも、とにかく「姿勢をキチッとする」方が、ずっとずっと気持ちを明るくするために大切だった......というわけです。

 実際、気持ちが落ち込んでくると、姿勢も全体的に悪くなっていきます。背筋も曲がり、また頭も下がってくるのではないでしょうか。 しかし、自信のある人というのは、たいてい背筋がピンと伸びています。 

よく「芸能人や有名人にはオーラがある」と言いますが、その要因はすなわち 「姿勢の良さ」や「自信のある表情」であると言えます。とにかく「気持ちや自信」と「姿勢」は連動する、ということ。 

であれば、姿勢さえ正そうとすれば、連動して気持ちもアップしてくる・・・というわけです。 特にメンタルクリニックで診察をしていても感じるのですが、うつ症状が強い患者さんほど、姿勢もどんどん悪くなっていきます。 しかし、症状が改善するに従って、背筋も伸びてくることが多いものです。

「下を向くな。あきらめるな。前を向け」(落合博満/野球)

サッカーや野球などのスポーツでミスをしたとき、下を向き、うなだれてしまう選手がいる。しかし、うなだれればうなだれるほど、本人のモチベーションは下がり、それはまわりに波及する。不機嫌がまわりに伝染するのと一緒だ。

失敗しても、胸を張ること。堂々としていることだ。そのことで自分が立ち直り、まわりにもいい影響が伝播(でんぱ)する。

背筋を伸ばし、胸を張れば元気が湧いてくる。

今日のブログはこちらから→人の心に灯をともす


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