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モチベーションとアウトプット

今日のおすすめの一冊は、落合陽一氏の『働き方5.0』(小学館新書)です。この中から、『システムには「モチベーション」がない』について書いてみました。

もし、システムに「モチベーション」があったらどうなるか?これがシンギュラリティと言われていることです。AIやロボットが自分で勝手に考え、意思決定していく、という未来の話です。井上智洋氏は『人工知能と経済の未来 2030年雇用大崩壊 』(文春新書)の中でこう語っています。

コンピュータが全人類の知性を超える未来のある時点のことを『シンギュラリティ』(特異点、技術的特異点)と言います。この概念は、アメリカの著名な発明家レイ・カーツワイルが技術に関する未来予測の書『シンギュラリティは近い…人類が生命超越するとき』で紹介したことで、世界的に知られるようになりました。カーツワイルは、シンギュラリティが2045年に到来すると予測しています。
要するに、2045年には、ヤマダ電機やビックカメラなどで気楽に買えるパソコン一つで、全人類の脳と同等の情報処理ができるようになるということです。シンギュラリティには「これまでの法則が通用しない」とか「想像もできないような途方もないことが起きる」といった意味合いが込められています。

さすがに、そんなSF小説のように、人類がAIやロボットに支配されるなんてことはないだろう、とほとんどの人は思っています。しかし、そこまでいかないにしても、落合陽一氏の言うように、「モチベーション」のない人間には、この先、生きずらい未来しか待っていない感じがします。

端的に言って、ロボットやAIに使われる仕事しかなくなってしまうということです。今までは、やる気がなくても、無気力でも、意欲がなくても、怠惰でも、仕事の上司は人間でした。しかし、これからは上司はロボット、なんてことになるかもしれないのです。人間なら見逃してくれたことも、機械ではそうはいきません。

実際、今、中国で盛んな、個人の信用を格付けする「社会信用システム」があります。長々とゲームをする人は減点とか、献血をする人は模範市民であるとか、あるいはネットで政府に批判的な投稿をしたらブラックリスト入りとか。ブラックリストに一度乗ると、高速列車にも、飛行機にも乗れなくなってしまうそうです。

モチベーションの話から、恐ろしい話になってしまいましたが、いずれにしても、これからの時代は、何らかの形で「モチベーション」を高め続ける人しか、生き残れないということです。それには、自分の好きなこと、得意なこと、あるいは何でもいいですから、「アウトプット」することです。

アウトプットの方法はいくらでもあります。まずはSNSでアップしたらいいと思います。もし、仮に毎日アップすると、何かを毎日インプットしなければならなくなります。それは、読書だったり、映画だったり、音楽だったり、リモートの講演会だったりします。それがどんどん進化すると、毎日が忙しくて、とても充実してきます。

アウトプットの量は、インプットの量と比例します。アウトプットに力を注ぐと、「モチベーション」は確実にあがり続けます。
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