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人間関係がうまくいけば、すべてよくなる

今日のおすすめの一冊は、井上裕之氏の『人間関係が整うとすべてうまくいく』(KADOKAWA)です。その中から「自分を喜ばせるためだけの願望は 叶いにくい」という題でブログを書きました。

本書の中から「人間関係がうまくいけば、すべてよくなる」という心に響く文章がありました。

人生の幸福度を決める指標は、「お金」「仕事」「健康」「人間関係」の四つだといわれます。実は、「お金」「仕事」「健康」という指標は、「人間関係」がうまくいけば、自動的にうまくいきます

だから、人生全体の幸福度を高めるためには、まずは人間関係の幸福度の向上に取り組めばいいのです。 

お金や仕事をもたらすのは、他でもなく、あなたの周囲の人です。 昨今の新型コロナウイルス感染症の流行で、多くの飲食店が廃業しました。 しかしその一方で、お店のファンによる支援が集まって、廃業を免れたお店もありました。たとえ廃業したとしても、多くの人から応援され、愛されたお店が、再びよみがえった例もありました。 

健康の良し悪しも、人間関係と連動します。 「ストレスは万病の元」とはよく聞く言葉ですが、近年さまざまな研究によって、ストレスによって免疫力が下がったり循環器系や消化器系に障害が及ぼされたり、あるいは生活習慣病が引き起こされたりすることが明らかになっています。 

では、ストレスの原因はなんなのか。有名な心理学者のアルフレッド・アドラーは「悩みの九割は、人間関係が原因」といいました。「ストレス」と「悩み」では、言葉のニュアンスに少々の違いはあるかもしれませんが、人間関係のストレスは、健康を害する主な原因の一つだといえそうです。 

なお、ハーバード大学で行われたある研究調査でも、「人生の幸福に最も重要なのは人間関係」と実証されています。 ハーバード大学が約800人を対象に75年かけて実施した、史上最長の追跡調査で報告された結果です。 

それによると、調査対象者のうち最も幸せに過ごしたのは、頼れるコミュニティに属していたり、家族や友だちに恵まれていたりする人たちでした。「どれだけお金を持っているか」「どれだけの名声を得られたか」ということよりも、「どれだけいい人間関係を築けたか」が、幸せを感じる一番の要素だったということです。 

また同調査によって、五十歳の時点で幸せな人間関係に恵まれていた人は、八十歳にな っても健康だったということも明かされています。

また、こんな事例があります。オーストラリアで長年にわたり緩和ケアに従事したブロニー・ウェア氏が、死ぬ前に後悔することトップ5について、自身の著作で紹介しているのですが、その五つの中に、「もっと富や権威がほしかった」などいうものは一つもありません。

それよりも、「自分の気持を、人に正直に伝えれば良かった」「もっと家族や仲間と過ごす時間を多くすれば良かった」など、精神的な豊かさについて後悔する人のほうが、圧倒的に多かったそうです。

まさに、人間関係はすべてを癒すということだ。どんなにお金があろうが、仕事が成功していようが、健康に恵まれていようが、長生きしていようが、人間関係が最悪だったら、人生は一つも楽しくない

特に、人生の後半は、人間関係がうまくいかない人は、一人ぽっちとなってしまい、寂しい晩年を過ごすことになる。人間関係能力を磨きたい。

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