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「思い込み」を外すには

今日のおすすめの一冊は、林英利(ひでとし)氏の『一瞬で自分を変えるセルフコーチング』(三笠書房)です。この中から「自問自答の技術」という題でブログを書きました。

本書の中に『「思い込み」を外すには』という心に響く文章がありました。

自分の「思い込み」 を外すにはどうしたらいいでしょうか。 

松下幸之助のこんな事例があります。 

「君、自分が100%正しいと言い切れるか?」 

松下電器(現パナソニック)の創業者である松下幸之助は、次代のリーダーを育てるために「政経塾」を創設しました。 そこに集まった各界のリーダーや政治家は、町の販売店や工場へ実習に行っていたそうです。 

ある塾生は実習の初日に販売店の社長ともめて、その後、行かなくなりました。松下氏が事情を尋ねると、塾生はいかにこの社長の考え方がおかしいか、学ぶべきことがないかを語ったそうです。 

最後まで黙って聞いていた松下は、 「けどな、君。自分が100%正しいと言い切れるか?」 と問いかけました。 「10のうち一つや二つは、こちらに至らないところがあったと思います」と塾生が答えました。

すると松下は、 「いいか、よく聞け。一つでも非があると思えば、たとえ相手が子どもでも土下座して謝るくらいの器量がないと天下は取れない。その理屈がわからないなら、いますぐ荷物をまとめて帰ってくれ」 と、叱ったそうです。 

「思い込み」は至るところに転がっています。 しかし、自分自身の「思い込み」に気 づくのは簡単ではありません。 ですから、意見や判断をする際には、 「100%間違いない、といえるだろうか?」 と、一度立ち止まって考えてみる習慣をつけておくのがおすすめです。

思い込みを外すには「もし~だったら?」という自問自答をするといいという。

「もし、すべて自分の自由にできるとしたら、どのようにする」
「もし、無限に予算が使えるとしたら、どうする?」
「もし、この仕事を一人でやらなくてもいいとしたら、どうする?」

「これは自分の思い込みかも」と自分で客観的になれる人は成功する。「自分が100%正しいと言い切れるか?」という問いを自分に常に投げかけたい。

今日のブログはこちらから→人の心に灯をともす


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