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自己肯定感の高め方

今日のおすすめの一冊は、川野泰周氏の『人生がうまくいく人の自己肯定感』(三笠書房)です。その中から「自己肯定感の高い人」という題でブログを書きました。

本書の中に「自己肯定感の高め方」という心に響く文章がありました。

現代が悩み多き時代だということに異を唱える人はいないでしょう。 誰もが少なからず悩みを抱えています。 仕事、人間関係、育児、恋愛、学業…。 悩みの種類もその深さもさまざまだと思いますが、ほとんどすべての悩みをもたらす原因の根底にあるのは一つのことだ、と私は考えています。 

その一つのこととは、何か。 自己肯定感です。 文字どおり、自分を肯定する感覚、自分を受け容れる意識です。 この自己肯定感が高いか、低いかによって、悩んだとしても、それを乗り越えていくことができたり、逆に悩みにがんじがらめになってしまったり、という差が生まれるのです。 

「コップに半分水が入っていたとして、それを『まだ半分も残っている』と思うか、それとも『もう半分しかない』と思うか」というたとえ話があります。 これは人生における、あらゆる出来事に対するとらえ方に関連した話で、自己肯定感がそのときの心の反応を決める大きなカギとなります。 

たとえば、仕事が思うようにいかなかった…この結果が同じものであっても、両者の「受け止め方」はまったく違ったものになります。 自己肯定感が高い人は、こう受け止めます。 「大満足というレベルではないけれど…自分としては精いっぱいやった。次はもっと頑張れそうだ。うまくやれるだろう」

 一方、そうでない人は、 「とても満足できる結果じゃない。なぜできなかったんだ。なんでもっと頑張れなかったんだ。まったく情けない!」 という受け止め方をします。 自分を責めて、悩んでしまうわけです。 そして、次の仕事に関しても、“失敗”のイメージばかり描きがちになります。 

そんなイメージで取り組んだ仕事は、やはりいい結果は出にくくなります。 それでますます悩みは深まるばかりとなるのです。 

人間関係でも、自己肯定感の高い人は、うまくいかない相手に対して、こんなふうに受け止めることができます。 「ちょっとソリが合わないけれど、自分は誠意をもって相手に接している。それでいいじゃないか」 

ところが、自己肯定感が不足していると、なかなかこのようには受け止めることができません。 「ギクシャクしてしまうのは、自分に問題があるからだ。どうしたら、相手に受け容れてもらえるのか。わからない。いったいどうすればいいんだろう…」 

やはり、自分を責めてしまいます。 これでは、人間関係の悩みに翻弄されることになってしまうでしょう。 このことは、一時が万事で、家庭内でも、恋愛でも、あらゆる出来事についてこうした対照的な受け止め方になるわけですから、「人生」という長いスパンで見れば、その差は大きなものになります。 

自己肯定感が高い人が充実感を持って人生を紡(つむ)いでいくのに対して、そうでない人は、いつもくよくよと悩みがちで、いつも不安を抱えがちで、場合によっては心を病んでしまう、といったことにもなりかねないのです。 

仕事、人間関係、育児、恋愛、学業…努力や環境、才能より先に来る大事なもの。 それが自己肯定感です。 自己肯定感で人生が決まってしまう…。 そんなふうにいっても、けっして過言ではありません。 

自己肯定感の高め方とは…(本書より) 
◆「減点法」では、いつまでも自分を好きになれない。 
◆自分に無理させない人 
◆過去にいつまでも心を注がない 
◆「やるべきことをやった」という思いを積み重ねる 
◆自分に「ない」ものをあれこれ探し回らない 
◆“美意識”を養うことは、大きな力になる 
◆「見返り」を求めなければ、すべてが好転する 
◆できるだけ、いい人と、いい時間をともに過ごす 
◆自己肯定感をマヒさせる、「群れ」の心理 
◆「ワクワクする感覚」を何より大切にする 
◆「小さな成功体験」を積み重ねていこう 
◆うれしかった言葉を思い出す 
◆好奇心を広げ「心の門」を開く 
◆小欲知足
 

この中の、『自分に「ない」ものをあれこれ探し回らない』は、自分のよいところを探すということ。 多くの人は自分と他人を比較してしまい、みじめになったり、嫉妬したり、劣等感を感じてしまったりする。 自分にないものを相手に見てしまうからだ。

 「無いものを数えるのではなく、あるものを数える」 

よりよい人生を生きるため、自己肯定感を高めたい。

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