今日のおすすめの一冊は、角田陽一郎氏の『教養としての教養』(クロスメディア・パブリッシング)です。その中から「教養としての教養とは」という題でブログを書きました。
本書の中に「人口から日本の未来を考える」という心に響く文章がありました。
角田氏は日本が2番目だったのは、日本人が勤勉でよく働いたからではなく、実は「人口が世界で2番目」だったから、「経済が2番目」だったのだという。当時(70年代から80年代)でも人口の1位は中国、2位はインド、3位はアメリカで日本は6位だった。
それなのに何故2位かというと、それは先進国の中で2番目に多いということだった。ちなみに、現在の日本は11位。
しかし、現在は人口が急減してしまい、中国やアジアの国々も先進国と同じ(それ以上)の技術力があり、先進国としてという前提が成り立たなくなってしまった。
今後は今まで通りの考え方ではなくではなく、角田氏のいう「地理的思考」で世の中を捉えなおさなければ日本は成り立たなくなってくる。
まさに、教養としての教養が必要だ。
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