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人を活かす俳優。とは?

山崎大昇です。この記事をご覧いただきありがとうございます。

北海道札幌という地方都市に住みながら、俳優として映画やドラマ、CMに出演する事を20年以上続けさせていただいております。そして映像監督として俳優を使う側、選ぶ側としても活動をさせていただいております。

前回の記事で、使われる俳優。選ばれる俳優について書かせていただきました。今回は「人を活かす俳優」についてです。

自分としては、この「人を活かす俳優」も使いたくなる俳優の理由の一つだと思います。というか、自分が「これ」を一番意識して、一番武器としている所なのです。

例えば、親子役で、奥さん役の方と、子役ちゃんが居たとします。

その役が、仲の悪い家族だったり、とっても仲の良い家族だったり色々な設定があります。どちらの設定だったにせよ、一番良くないのは、家族に見えないよそよそしさですね。よそよそしい家族の設定ならいいですけどね♪

自分は、子供達と演じるのが得意なので、まずはその子役ちゃんと仲を深めます。待ち時間にいっぱい遊びます。保護者さんとの会話などを観察して、何に興味があるか、何を聞いて欲しい子なのかなど。そして少しずつ子役ちゃんと仲良くなった上で、お母さん役と3人の関係性を築いていきます。子供を介して会話したり、この子をこうやって喜ばせたり、びっくりさせたりしてみようか?と奥さん役の方と話してみたり、これで仮想家族の関係性は演技といえど出来て来ますよね。そうするとカメラの中に、この雰囲気が映るんです。待ち時間も3人で待てるようになりますし、3人で本番に挑む事が出来るんです。

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