自由詩『錆び犬さん』2019.9.26


  歯車の錆
    び
   た
 デカルトの
     機械
      ネジを巻かず
     世界
      始まらなくとも
      そ
      の
      犬が音を
        発する
    スイッチに
    覆
    い
    かぶさ
      り
      この感情を
          ま
         も
        る
    その犬が番犬をする
      機
       械
        たち
         が
         囲む
       感情が零
       れる
       微かな
       赤
       い
       甘い香
         り
       するの
    きかい
 まもる    快
    犬   楽
    が吠え
       る
        苦
        痛
        を
        受
       け取る
     きかいが
      まもる
         感情


        愛



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