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びっくりしています。ありがとうございます。

ひろのぶと株式会社 代表取締役社長 田中泰延です。

さる5月30日、当社は株式会社FUNDINNOのご協⼒を得て
株式投資型クラウドファンディングを実施しました。

おひとり様1株50,000円から、上限10株まで。
目標募集額は5,000,000円、いちおうの上限応募額は40,000,000円でした。

正直、目標募集額を5百万円としたのは

「そんなに応募はないと思います」
「ないよね!あはは」

という慎重な検討を重ねた上での結論でした。

また、株式会社FUNDINNO実施の株式投資型クラウドファンディングは
「目標募集額に達しなければプロジェクト不成立」
という厳しいルールがありますので、

当社の、そもそもの

「5万円の1口株主様が100人集まってくださったら、
 こんなに心強いことはない」

という理想を目標にしたものでした。

募集は5日間で、きょう、6月3日が最終日。

この記事では本来、100人に達しているはずのない本日最終日に

「ひろのぶとが最後のお願いにやってまいりました!
 どうか、当社にお力をお貸しください!
 清き1票をお願いします!お願いします!
 田中泰延を、男にしてやってください!」

と涙ながらに訴える予定でした。ウグイス嬢も用意していたのです。

募集が始まる、5月30日の19時30分。

その時刻、私は貴族が集う高級料理店で
貴族の友人たちと晩餐をしていました。

なあに、あくまで初日です。
まずはこの貴族たちにウンと言わせられないようではいけません。

う、うん

2名の貴族は1株ずつ募集に応じてくれました。

「よし、卿ら2人で10万円。金曜までにあと490万円」
「5万円も出資したのだから一品ぐらい食わせてくれてもいいでしょう」
「私たちは物言う株主です」
「1番高いメニュー頼んでいいぞ」
「ここ、全品350円均一です」

そんなギリギリの攻防を繰り広げていた時です。

「今どんな感じですかね」
「だから10万円でしょ」
「焼きうどんお願いします」
「スマホ見てみましょう」
「ん?終わってますよ」
「終わってないわ。金曜まで粘る」
「スマホ見てください」
「諦めたらそこで安西先生やぞ」
「焼きうどんお待たせしました」
「キュウリが入ってるので僕食べないです」
「募集不成立だったらお前ら5万円ずつちょうだい」
「いいからスマホ見てください」
「キュウリとマヨネーズ入ってるわ」
「僕両方苦手です」
「いいからスマホ見てください」

えっ…?

えっ

開始27分で上限の4千万円に到達。
募集終了。
目標達成率、800%。
投資家、337名様。
キャンセル待ち、300名以上。

何が起こっているのか分かりませんでした。


まずは、名乗りをあげてくださった皆様に最大の感謝を申し上げます。
ありがとうございます。

株主になっていただくにはこれから、

約定〜割当通知〜ファンディーノへの入金〜登記〜当社の株主名簿への記載

という流れになります。まだ1ヶ月ほどの道のりがあります。
(「株券」ていう「券」を印刷してお渡しするわけじゃないんですよ)

これらが完了すれば
当社の資本金及び資本準備金総額は、
1億4000万円から1億8千万円に増資されます。

そして、今はキャンセル可能期間です。

あらためまして申し上げます。
当社の方針は
「上場を目指さない」
です。

なので、売却によってハイリターンが見込める株式ではありません。

良い本作り、良い販売部数の結果として株式数に応じた配当を出す、が目標です。

このことをご理解の上、ぜひ、いまいちど、上記サイトの最後にある
「契約締結前交付書面 」をご一読されてから、
ご出資されるかどうかご決断くださいますと幸いです。

また、ありがたくもキャンセル待ちしてくださっている
300名様以上の、投資の意向をお持ちの皆様。

今回のこの募集によって、当社は会社法上の
「大企業」に分類されてしまうギリギリ上限の資本金になってしまい、
今のままでは再度株式募集をすることができません。

現在、すぐにではありませんが、別の形で株式を手に入れていただける方策を協議中です。 当社は株式を通じ、ファンとして経営参加していただける方を一人でも多く募りたいと考えています。いましばらくお待ちいただければと存じます。かならず、仲間になっていただきたい、と願っております。

さて。

当社は、いま、着々と出版へ向けて準備をしていますが、
現時点ではまだ、なにも事業の結果を出していません。

今回の、私たち自身が驚くばかりのご出資は

事業目標に賛同してくださっている、
期待していただいている、応援してくださっている、
株式会社の仲間になろうとしてくださっている、

そんなみなさんが集まってくださっている。

私はこのことを忘れないようにしたいと思います。

5万円て、なけなしです!!なけなしのお金です!
とんでもないです。

私、田中泰延は5万円の買い物、なかなか決断できないですよ!
前から欲しかった、買ったらすぐ役に立つものですら、そうです。

だから、ものすごく重く、嬉しく、有り難く、受け止めています。
そう簡単じゃない。

そしてこの応援は、金額ではない、人数でもない、数字ではない。
ひとりひとりの、まじで、人間ひとりひとりからの、手紙です。

だから、私のお金ではない。(当たり前ですが、私は好き勝手には使えません!)
根本的な意味では、「会社のお金」でもない。
「この会社がやるべきことのためのお金」なのです。

この先、株主として確定した皆さんと直接お会いするために、
当社はできるだけ早い時期に
「臨時株主総会」を招集いたします。

リアル会場を借りて(何百人来るんや…)
オンライン配信も、同時に開催します。

もちろん、株主様全員に出席する権利があります。
議案に対して議決権も行使できます。

総会の後は引き続き、当社スタッフや、著者、編集者、大株主が
トークイベントする
「株主ミーティング」を行います。

チームになってください。

あれやこれや、夢を語ってください。
がんばりますので、うざいことは言わないでください。
私の得意なブロックができない、ガチなフィールドなんです。

今回のこのびっくりな瞬間風速は、たった3人の当社のチーム、
そしてサポートしてくださったデザインチーム、媒体チーム、
映像収録チーム、映像編集チーム、
みなさんのプロフェッショナルな力
最大限に発揮していただいた結果です。
またゆっくりねちねちとお名前を挙げてピッツバーグします。

また、なにより、
まだなんも事業をやってない、
儲かるか儲からないかわからない、
夢だけ語る、
しかも上場しないと言い切る、
10万円から投資と決まっているのに5万円からと言い張る、
この変な会社、

そういう会社でも、ファンが応援できるような仕組みを作りたい、
うちの会社も変わらなければいけない、と

あらゆる議論と、あらゆる反対と、あらゆる困難を乗り越えて
プロジェクトにチャレンジさせてくださった

株式会社FUNDINNOのチームの皆様に最高の感謝を申し上げます。
またゆっくりねちねちとお名前を挙げてピッツバーグします

なにより、なにより、
なけなしの5万円持って、いっしょに会社やろうぜ!
と決断してくださったあなたに
最大の感謝を。

株主総会で、会いましょう。


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