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徒然の森。つらつらと……かつて挫折したチベットのサイトを思い出す

ブログも何もしたことがなかったけど、遅いよって自分で思っているけど、今更ながらつらつらと思ったことを書いてみたいなと。
書く人なりたい、編集の仕事がしたいと思っていた2000年代後半からだいぶ時間が経って、ようやく編集の仕事、ライティングもさせてもらえるようになって何年か。
気付いたら自分のことを語る余白、機会がなかったような気がする。

実は何年も前に、繋がりの強い、そして私の大好きなチベットを軸にしたサイトを作ろうと試みたことがある。チベットやインドについては改めて色々書きたいけども、まずそのサイト名は「Salon de Namka」。
ナムカ、はチベット語で「空」。亡命してディアスポラとなったチベット人も含め、(国境のない)空の下でサロン(文化的社交・交流)を、なんて凝った名前をつけていた。いろんな人に手伝ってもらっていくつかな記事をあげていた。
今ならもう少しこうするのに……という修正欲求が出てくるけど、自分で修正することもできないのでサイト内の記事を直視することができない。

当時はサイトの入稿の仕方もわからないので人頼みだったし、結局この後研究の手伝いや大学や仕事が忙しくなって……ひと言でいうと挫折したわけです。日常の中に埋没したのです。

ただ、プロフェッショナルの野田さんから格安で譲っていただいた写真がとても素敵なのでまたいつか何かの形で……なんて時々思い出してます。ちなみにサイト内にある「Note」枠はこのnoteの記事を紐付けて書き綴っていくつもりでした。そうだ、思い出した。4年半は経っている。

そうこうしているうちにも時間は流れ、時代も変わっていく。
自分もいつまで生きるかわからない。災害や争いのニュースにはいつもそう思わされるけど、2024年元旦の能登地震はかなりリアリティがあった。なぜならこの数年度々訪れたところだから。

それからしばらくずっと石川のこと、能登のことが頭から離れなかった。それで、つらつらと等身大で思いの丈を空に飛ばしてみよう、と。力むと続かないのでゆるく、でも細く続けていけますように。
だれが読んでくれるかはわからないけど、声を文字に変えて発して、自分の健康を保ちたいと思います。
そして間接的でもささやかでも、私の声が、祈りが、すすきの穂が秋風を乗って漂うように、スギの花粉が春の空を舞うように(嫌がられるか)どこかに届いたら本望です。


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