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夏の残像 巡る季節


うだるような暑さは鳴りを潜め、家では冷房をつけなくても過ごせる気候になってきた

季節を彩る音をセミはスズムシへと託した

バトンを受けたスズムシは夜の暗闇をステージに鳴き続ける

街の人々も羽織る姿が多くなってきた

こういう季節の繰り返しを何度経験しただろう

不思議なのは、毎年、四季が巡るごとに

『もう季節が変わるなぁ』

という感覚が訪れること

物心ついてからずっと感じていることなのに

今もまた、もう秋だなぁって

世の中がどんな状況であろうと

四季は巡る

この自然が織りなす調和を感じることができる世界がある

この喜びを改めて噛み締める今日この頃

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