ひろ

日々のこぼれ話・詩・言葉・Time is Life ストーリー・世間話・人生・娯楽

ひろ

日々のこぼれ話・詩・言葉・Time is Life ストーリー・世間話・人生・娯楽

最近の記事

景色

一歩踏み出すごとに環境が変化する 空気が変わっていく それがわかる その場に踏みとどまっても景色は変わらない 一歩動くだけで、いろんな発見がある 動くことは時にひどく恐ろしく感じる その場で見えていた景色は見えなくなるから でも、もっと素晴らしい景色を追い求めるなら留まることはできない 恐れるのは当たり前だ だから一歩ずつでいい それを繰り返していくうちに想像以上の景色に出会えるから

    • 未だに

      自由にゆったり過ごしたい そう切に願っていたが、どうやら自由を勘違いしていたみたいだ 何もしないと自由を履き違えていた 人は何もしないと自分の存在価値がわからなくなる 思うに、存在しているだけで良いと思うが、人間の性として考えてしまうものだ SNSを覗けばみんなは充実した毎日を送っているように感じる その点、自分は、、、 人それぞれの楽しさや幸せの形があると思うが、どうやら自分の楽しいを履き違えてみたいだ まだまだ自分を知る旅は続く

      • 回廊

        思い描いていた自分はとても輝いていた みんなに好かれていて、いつも笑顔で みんなに平等で、慕われていて ふと我に帰ると、その面影はどこにも見当たらなかった 幻影を追うのに疲弊した 理想に近づくための努力さえしてないのに そんな自分を嘲笑って、また一歩足を踏み出す 明日はどんな自分になれるかな

        • 失敗

          失敗って不思議 する前はとてつもなく恐ろしいのに 失敗した後はちょっと落ち込んで、忘れちゃう。 一年前の一番の失敗は?の質問にスラスラ答えられる人がどれだけいるだろう。 私たちは『失敗』というものを過大評価し過ぎているのかもしれない。

          あなた

          何度救われただろう あなたの言葉に あなたの歌に あなたの紡ぐ言葉に あなたの屈託のない笑顔に あなたの温度に

          あなた

          あなたは

          こんなに苦しいのは本当に好きだった証拠 こんなに悔しいのは真摯に打ち込んでいた証拠 こんなに悲しいのは本気で愛していた証拠 本気になるとその想いの分だけ心に傷を負うこともある 傷を負った人は美しい 傷を負った人は逞しい 傷を負った人は凛々しい あなたは今、眩しいくらいに美しい

          あなたは

          時の音

          止まっていた秒針が動き出した 音が生まれた カチ カチ カチ カチ 規則正しく音を刻む秒針 この音は時の進む速さを示している 1秒はこの長さだと教えてくれる 私たちは1秒の中に生きていて その積み重ねが今の自分なんだ 秒針の音に耳を澄ましている間も 時は規則正しく進んでいる 二度と戻ることのない時を

          追いつけない自分に

          思っていたのと違ってた。 自分はもっと人から尊敬される人間だと思ってた。 もっとみんなが笑顔で寄ってくる人間だと思ってた。 もっと輪の中心にいる人間だと思ってた。 かつての私はあながち思っていた人間に近かったと思う。 だけど、今は、、、 イメージに固執して、こんなはずじゃないと頑なに現実を拒む。 私は空を楽しく見上げることを忘れてしまったのだろうか。 笑顔で見上げるよりもため息とセットで見上げることが多くなった。 今を受け入れて 今の自分を受け入れて 自

          追いつけない自分に

          実家

          昼下がり 優しく陽が部屋を黄色く染めている 雑然としていた部屋 目の前にはすっきりと片付いている部屋の様子に胸の奥に少し寂しくを感じた。 母親は昔から物を捨てるのが苦手だった。 捨てるかどうか散々迷った末に、もしかしたら使うかも。と元の場所に戻してしまうのだ。 父はそれを見て、ため息を吐く。 久しぶりに帰った実家は少しずつ片付いていた。 学生時代に過ごしていた実家。 その時、いつも周りにあった物が、記憶と共に消えていた。 なくなったことに気づかない物もきっとある。

          足枷

          良い人だよね 優しいよね 真面目だよね 良い人だから大丈夫 優しいから大丈夫 真面目だから大丈夫 みんなから好かれるよ そうやって今まで生きてきた そのイメージを壊さないように生きてきた いつの間にかそのためだけに生きていた それで良いと思っていたのに水深の深いところを彷徨うように 視界は濁り、息も出来なくなっていた 誰のための人生? 私を構成する要素はそれだけじゃないんだよ もっと不完全で怠惰なところもあるんだよ でも それを見せるとみんなの期待を裏切るようで

          響くは彼方へ

          自分の存在を知らせるように、命を謳歌した仲間たちを探すかのように 一匹の蝉が鳴いている 足早にやってきた秋に慌てて飛び出した 仲間を讃えるように、憂うように、寂しげに声を響かせる 涼しい風が頬を撫でる 呼応する声はそこにはもうなかった あの蝉は明日も鳴くのだろうか? 僕は、せめて僕だけはその声を あの蝉は明日も鳴いてくれるだろうか?

          響くは彼方へ

          夏の記憶

          「友達に戻れるかな?」 少し笑いながら君が言う。 「戻れるよ、きっと」 「きっと、、、いじわるぅ」 自分で言ったのに僕も全く同じことを思っていた。 「じゃー、戻れるよ」 「もう」と、笑いながらこっちを見る君の瞳が少し揺れていた。 思わず顔をそらした僕は 「戻ろう」と呟いた。 「ありがとう」 蝉が遠くで鳴いていた。 もう夏も終わる。

          夏の記憶

          暗がり

          明日の光を見たいんだ 明日の光を見せてくれ そう言い放ってすぐに なんて なんて人任せなんだって 光はそこにあって 求めた人には自然と溢れ出す 逃げずに、ただそこにいる そんなに躍起にならずに 一歩ずつ歩いていい さぁ、深呼吸して ゆっくり足を踏み出そう そこに いる

          忘れない

          誰かのせいに出来たら もっと楽なのに 胸の中に確実にあるモヤモヤが 口を開けているのに外に出ない なんで出ないかもわかってる 誰のせいでもないって知っているから この想いはずっと抱えていくんだと思う 想いをギュッと抱きしめる 自分の指が肩と脇腹に食い込む感触を抱きしめながら

          忘れない

          起点

          足元から放射線状に道がある その内の一つに一歩踏み出してみた すると幾つかの道が消え、幾つかの道が生まれた また足元に起点がある 今度は別の方向に歩いてみる また幾つかの道が消えて、幾つかの道が生まれた 決まり事のように足元が起点になっていた どの方向に進んでも、正解や不正解という概念はないみたいだ ただただ、消える道と生まれる道がそこにあるだけ きっとこれを歩き疲れて眠るまで続けるんだろうな それならば疲れるまで歩こう 一歩一歩、消えゆく道に笑って別れ

          もう一回

          もう一回を 何回も繰り返した もう一回 もう一回 もう一回 もう一回 もう一回 もう もう一回を聞いてくれる人はいない

          もう一回