避難する勇気。

夜中、１階でもかなり揺れました。
怖かった。

慌ててテレビをつけてニュースを見ていると
あの日の記憶がよみがえる。
2011年3月11日。

あの日の東京もかなり揺れたから。
あの日を思い出すには十分なくらい
今回は大きな揺れだった。

すぐに
津波警報が発令された。
有明・八代海に１メートルの津波。

ここ福岡の我が家は、海のすぐそばにあって、
あの日を教訓に、
毎年津波を想定した避難訓練をしてきました。

ここは有明・八代海じゃないけど
もし今出た津波警報が
この地域のことだったら、
私たちは訓練通り、
大急ぎでライフジャケットを着て
貴重品を持ち、
すぐさまマンションの非常階段を
上へ上へと登るんだ。

頭の中でイメージしてみる。
もしこれが、この地域の津波警報だったら。。

ちゃんと訓練通りできるだろうか？

夜中で外は真っ暗、
パジャマを着ていて、
外はまだ寒いだろう。
大した津波じゃないかもしれない、
そんなことするのは私達だけかもしれない、

そうやって、
いろんなことが私達を引き止めるんだろう。
大したことないはず。
大丈夫なはず。

でも、
それじゃダメなんだと思う。
たとえ後で笑われたっていい。
かっこ悪くたっていい。
どんなにダサいパジャマだって、
寒くたって、
命を守ることは
そんなものと比べられるものじゃないはず。

そのことを、
あの日犠牲になってしまった方々が
私たちに教えてくれたはずだ。

避難するのにも勇気がいると知った夜。
勇気を出して。
あなたの一歩は間違いじゃない。