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「小学校へ行かない」という決断

娘たちは、いわゆる「小学校」へ行っていません。

2022年の6月に公立小学校ではなく、
オルタナティブスクールへ行くことを決めました。

そこは、音楽を専門とするアカデミーで
初等部、中等部、高等部、一般受講もあります。

午前中に学習の時間が設けられ、
自分のペースで、国語や算数などの学習を進め、
担当の先生が巡回しながら指導してくれます。

午後は、好きな科目を好きなだけ学べるという
オープンシラバスを採用しています。
音楽に関連するものは、何でもあります。

楽器演奏だけでなく、
アートもダンスも体操もバレエも演劇も歌も朗読も
多岐にわたって科目が用意されています。

生徒の興味関心に応じて、選んで授業が受けられ、
自分で時間割を考える。
レッスンは小学生から大人まで、
障害の有無関係なく、
インクルーシブな環境で学べます。

正直、こんな学校があるなんて
びっくりしました。


長女は、凸凹があり
学校の勉強についていくのが難しく、
もの忘れも多く、
宿題がたくさん出されても全く進まず…

仕事の関係で2020年に転校したの先の小学校では、
長女の検査の結果が悪すぎるとのことで
特別支援教室にも行けませんでした。
(要は放置or特別支援学級のある学校へ再転校😭)

学校に合わせる教育は、
娘の自尊心を傷つけることにもなり、
勉強は苦手なものの、
主張はする子なので、
先生に目をつけられ、いわゆる先生に嫌がれる子でした。

(流行り病対策のマスクがどうしても嫌で学校へ行かなくなりました)

学校に行く理由
学校で検定教科書を学ぶ理由

このまま通い続けたらどうなる?
通わなかったらどうなる?
学校の勉強ができたらどうなる?
学校の勉強ができなかったら、何が起こる?

親としては、
給食の配膳とか掃除とか遠足とか
学校行事は経験させたい。。。

色々考えました。

「教育は、幸せに実りのある人生を生きていくために必要なもの」

実は、これは、いつも養成講座の受講生に話している言葉です。

「長女は幸せなのか?」


我慢して、
周りと比べられて、
注意ばかりされて、
自信をなくしていく娘。

歌やダンスが好きで
夫がミュージシャンであることもあり
音楽には常に興味を持っていました
好きなこと、興味のあることを
とことんさせてみる、
それもいいのかな、と。

結果、「小学校へ行かなくてもいい」という決断をしたのでした。
(決断した理由はそれだけではなく、
とあるきっかけもあったんですけどね💦)

次女は、学校でも勉強もできる方で、
クラスでも人気があり、
先生によく褒められる子でした。

小学校はそれなりに楽しそうだし、
友達もたくさんいるし、
彼女はそのまま小学校に残りたい、というだろうな…
と思っていましたが、

アカデミーを見学した時、
「もう明日から学校行きたくない!!」と言っていきました。
「給食よりママのお弁当が食べたいし、
ここでやりたいことたくさん!楽しそう!」

(が、学費が、お、お弁当か・・・と頭を過ったのは事実😓)

今までとは違い、
学校のように決められた教科を
決められた時間割で勉強しない。
自分で計画をたて
そこまで主体性に任せることは
今で私も経験したことがないこと。

それでも。。。

きっと娘たちは生きていける。
何か勉強しなかったことで
将来悔しい思いをしたら、
その時こそ一生懸命頑張ればいい。

そう娘たちの可能性を信じて
小学校へ行かない選択をしたのでした。

2022年末に通学を考慮してまた引っ越し、
新しい地域の公立の小学校に籍だけ置き
アカデミーに通っています。

今、不登校問題という言葉が溢れていますが、
「学校に通うこと」
「学校に戻ること」が正しいこと
と思っていると苦しくなる親御さんいるかもしれません。

どうやって学校に行かせよう。。。
早く学校に戻らせないと。。。

ついつい、どうやってという”HOW”に焦点があたると
焦ってしまいますが、
そもそもの、なんのためという”WHAT FOR”を見つめてみると
もっと俯瞰できるかもしれません。

もしかしたら、
子どもにとったら、
不登校は、”積極的登校拒否”とも取れます。

ただ逃げているのではなく、
本当に「嫌」「つらいもの」なのかもしれません。

ここは対話をしてみないと分からない部分だし
何が正解かはわかりません。

学びという場の選択肢が
もっともっと増えてほしい。

同時に、増えても
学費の負担がクリアできなければ
諦めざるを得なくなるもの事実。

義務教育期間中は学費無料になったら
いいのにな。。。








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