柴葛解肌湯(さいかつげきとう)について
最近注目している方剤があります。それは、柴葛解肌湯(さいかつげきとう)という方剤です。なぜ注目しているかと言うと、感染症で高熱が続くなどの比較的激しい症状に効果があると言われている方剤だからです。まだまだ流行期にあるインフルエンザや、最近世界を騒がせているあの新型ウイルスの症状に、良いのではないかと考えているからです。
柴葛解肌湯は、元々は中国の民の時代の傷寒六書という書物に出てきますが、その後日本で浅田宗伯が構成生薬を変えて作成し、現在もこの浅田宗伯の柴葛解肌湯が主に使用