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【国際】国際原子力機関って何?

 今回は国際原子力機関について取り上げたいと思います。
 
 これもウクライナ情勢の理解のためです。

 最近ではウクライナに関して以下の報道がありました。

 日本に関しては以下の報道です。

 International Atomic Energy Agency(IAEA)という英語での表記です。

 本部はオーストリアのウィーンです。

 総会,理事会,事務局からなります。

 理事会の構成は原子力の先進国とされる日本,他のG7の国も含まれています。

 国連の関連機関です。

 これまで国連の補助機関,専門機関という言葉を取り上げましたが,今回は関連機関ということです。

 補助機関,専門機関は国連憲章に明文規定がありますが,関連機関はありません。

 補助機関は総会及び安全保障理事会の任務の遂行に必要と認める場合に設けられるものです。

 専門機関は経済社会理事会と協定を締結する機関です。

 関連機関はその定義を見つけたわけではありませんが,何らかの関連を有している機関ということで理解していますが,どんな関連を有しているのかを調べたところ,以下の国際原子力機関憲章3条Bの規定を見つけました。

 要するに,総会に対しては毎年事業報告を提出しています。

 また,安全保障理事会に対しては適当な場合にのみ提出しています。

 さらに,経済社会理事会その他の機関に対しては事業のうちこれら機関の権限内の事項に関して報告を提出しています。

 以上のような関連を有していることが確認できました。 

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機関の事業に関する報告を毎年国際連合総会に提出し、かつ、適当な場合には、安全保障理事会に提出すること。機関の事業に関して安全保障理事会の権限内の問題が生じたときは、機関は、国際の平和及び安全の維持に関する主要な責任を負う機関である安全保障理事会に通告するものとし、また、この憲章に基き機関にとって可能な措置(第12条Cに定める措置を含む。)を執ることができる。

国際連合の経済社会理事会その他の機関に対し、それらの機関の権限内の事項に関し、報告を提出すること。

 以上の根拠規定はIAEA憲章とも呼ばれています。

 国連憲章と同様にIAEA憲章というものがあります。
 
 目的は原子力の平和的利用を促進し,軍事的利用への転用を防止することです。

 IAEAというのはよく報道で見かけますが,こういったものでした。

 今回はここまでとします。読んでいただきありがとうございました。

  
 

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