見出し画像

クリーニング屋 その1

名前を呼ばれて目を覚ますと、
頰が濡れているのに気がついた。どうやら泣きながら眠っていたようだった。「今回は、いつもより随分と時間が掛かってしまいましたが、きれいに消えているはずですよ」そう言われて、今いる場所が、不必要な記憶を消してくれると評判のクリーニング屋なのだと気付いた。

【御礼】ありがとうございます♥