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文章がカタイと思ったら、見直す3つのポイント

文章がカタイ、なんだかむずかしそう、と感じたり
人から言われたら、見直したいポイントをご紹介。

プロのコピーライターで、毎月100件以上の文章を添削している私が実際にやっている方法です。 

1:ふだん口にしない言葉を使わない

自分も読者も普段使わないような言葉は、なるべく使わないようにします。

たとえば、日常生活で「しかし」と言う人は、少ない。

とくに女性で普段から「しかし」と口にする人はあまりいないのに、文章になると「しかし」がよく出てきます。

「なんだか虚しいな」と感じたら、それを「虚無」と言い換えずに、そのまま「なんだか虚しい」と書いてみる。

その方が素直です。

(どんな文章を書くかによります。論文ならば、虚無感でいいのです)

2:漢字を減らし、ひらがなにする

これもSNSやブログなどの場合ですが、

漢字やカタカナ、アルファベットが多い文章はカタイ印象になります。

頑張る → がんばる
出来る →できる

と、ひらがなにするだけで、ぱっと見の「カタイ」印象はなくなります。

また、漢字の熟語は、文章にした時に意味が伝わりやすく便利ですが、あまり多用すると、むずかしそうな印象になることも。

幸福 → 幸せ
懐疑 →疑う

3:かしこく見られたいという自意識を捨てる

文章がカタくなりがちな人は、

・プロっぽく見られたい
・バカにされたくない
・専門家だと思われたい
・すごい人だと言われたい

みたいな、自意識が働いていることが原因の場合もあります。

でも実は、
「むずかしいこと」をむずかしいまま書く人よりも、「むずかしいことを、誰でもわかるように書ける人」の方がよっぽどすごいのです。

自分の中に「プロに見られたい」「かしこく思われたい」という不要な自意識はないか?

チェックしてみるといいかもしれません。

最後に1つ大事なことを。


文章がカタくなるのは、

もしかしたら、

書き手である自分自身が、「そのこと」について十分理解していないことが原因かもしれません。


私は、取材ライターをしていた時、相手の話が十分理解できていない時は、その人が言った言葉をそのまま書いていました。

読者がわからないような専門用語を使ったり、なんだか小難しそうな表現をそのまま使ったりしていました。

でも、「そのこと」について、十分に理解していたら、「読者にとってわかりやすい言葉」に変換することができます。

文章がカタイな、と感じたら、「自分はこのことについて、十分理解しているだろうか?」と振り返ってみるのもいいかもしれません。

とくに自分の専門分野については、小学4年生にも伝わるように書く、という練習は有効です。

そして、SNSやブログなどでは「読者」について、よく理解していることも大事。

●自分の読者やお客様は、どれぐらい、そのことについて知識があるのか。●どれぐらい、そのことについて興味・関心があるのか。

読者のリアルな姿が見えていると、「その人」に対して、わかりやすく書けるようになってきます。



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