なぜか「奪う人」や「依存の人」ばかり来るのは、そういう文章を書いているから
コミュニティや講座や教室などをやっていると、参加者の「質」が大事になってくる。どういう人が来るか、どんな人が参加しているかによって、そこに入るかどうかを迷っている人の判断になるし、主催者側のコミュニティ運営にも大きく関わる。
「なぜか、依存体質の人ばかり集まるんです」
「その場から、情報を取っていこうとする人ばかりが来る」
というご相談を受けることがある。そんな悩みを持っている人の発信を見ていると、なるほど、そういう人が集まるような文章を書いている。
奪う人が来る文章は、「いい情報ありまっせ」系
セミナーをしても、その後につながらない。「勉強になりました!」「自分でやってみます!」で終わり。
オンラインサロンをやっても、いい情報を取っていこうとする人ばっかりで、なかなかコミュニティに貢献してくれる人がいない。自分が情報発信をひたすらしないといけない。
ブログやnoteをせっせと書いても、実際の仕事や売り上げにつながらない。「参考になります!」と言われて終わり。
こういう悩みはよく聞く。「なんかいい情報ないかな〜」と探している人がネット上には多いのだから、ある意味しょうがないことだ。でも書き手としては、「いい情報を発信している人」で終わってはもったいない。
なんかいい情報を発信している人、役立つ人で終われば「ただの便利な人」だ。
そこで突き抜ければ、「いつもいい情報をくれるからこの人のために何かしたい」となるだろうが、中途半端だと、「他にもたくさんいる便利な人の一人」にすぎない。すぐに忘れ去られていく。
ここにいい情報あります〜!
今、流行っているのはこれです〜!
これだけチェックしておけば間違いないです〜!
そういう発信をしていると、「情報(だけ)取りにいこう」とする人が集まってくる。ここにいい情報ありまっせ、と言っているのだから、そういう人が集まるのは必然だ。
そして、もっと無料で便利な情報出してくださいよー!と言われるようになる。
自分の価値の無駄遣いだ。
依存の人が来る文章は、「今のあなたはダメ、私は万能」系
講師業でも、コーチングやカウンセリングやコンサル等の相談業でも、物やサービスを売っていても、「依存」の人が集まると、困る。
「あなたがこうすればいいと言ったんじゃないですか!」
「これだけやれば間違い無いと書いてあったじゃないですか!」
そんなクレームにつながる。(考えただけで怖い)。
だけど、世の中には「依存させて売る」という商法がある。
「これさえやれば間違いない」と言って誘い、
来た人に、自分がいないと何もできないと思わせ、
その場から離れられないようにして、
ずっと依存させて、永遠に売っていく。みたいな商法。
起業塾などでもよくある。
「これさえやれば間違いない」
「私みたいになりたいでしょ」
「こうやって成功している人がいっぱいいるのよ」
と言って誘い、そのコミュニティ内で商品やサービスを互いに売りあって、そこから抜けると売り上げが立たないから抜けられない、というカラクリ。
本来ならタブーであるはずの相談業でもよくある。
その先生がいないと生きていけない状態にさせて、依存の人から永遠にお金を取る商法。
そういうのを良しとしている人が教える文章の書き方は明確だ。
今のあなたではダメ
まだ、そんなことしているの?
そのままで大丈夫だと思っているの?
こんなことやっていませんか?
と脅し、
これさえやれば間違いない
私のやり方でみんなこんなに幸せになっている
と断定し、
やらない理由がないでしょ?
成功しない人は「やらない理由」探しがうまい
そうやってずっと迷っているから今までも同じだったのよ
と囲い込み、
じりじりと逃げられなくする。
奪う人や依存の人ではない「本当に自分を必要としている人」が来てくれる文章を書こう
奪う人が来てほしいなら、「ここにいい情報ありまっせー」系の文章を書けばいい。
依存の人に来てほしいなら、「今のあなたはダメ、これをやれば万能」系の文章を書けばいい。
それをやれば、集客は早い。多くの人を一気に集める効果があるだろう。
だけど、本当に自分が来てほしい人はそんな人なのか?
本当に自分が伝えたい人はそんな人なのか?
今集まっている人と、本来来てほしい人が違う、と思うなら、文章の書き方がズレているのかもしれない。
利用でも依存でもなく「必要とされる」文章の書き方は、この本に書きました
言葉で仕事をつくるメルマガ
自分の場合はどうだろう?と思った方へ 体験セミナー
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?