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「説明」は、「興味」を持ってもらった後で。


自分ができる
アレとコレとソレを掛け合わせて
新しい仕事をつくりたい、
 
という声を最近よく聞く。
 
好きなこと×得意なこと×夢中になれることで、
好きな時間に、好きな場所で、大好きな人だけを相手に仕事がしたい。
 
私の得意なことはコレ、
持ってる資格はアレとアレ、
子どもの頃からずっと好きだったことはコレ、
 
全部をまとめて、私だけのオリジナルビジネス!
 
だってビジネスって「掛け合わせなんでしょ?」
 

「できること」を並べただけではビジネスにならない



ちょっちょちょちょちょちょ、待ってください。

大前提として、
「自分のできること」を並べたり、
「私のウリはここ」をアピールしても、
人の気持ちは動かない。
 
人が知りたいのは、
「あなたが何をできるか」ではない。

 
好き×好き×好き、
できること×できること×できること
 
それで仕事をつくるって、
「100%自分視点」でしかない。
 
自分しか見えていない。
そこに「相手」が見えてこない。


「私の商品・サービスは、こんな悩みを持っている人に買ってほしい」の落とし穴


 
「私の商品・サービスは、
こんな悩みを持っている人に買ってほしいな」。
と考えたところで、そんな人はいないかもしれない。
完全な自分視点である。

理想のお客様像を、架空の人物で、
いくら詳細に書き出したって、
そんな人はどこにもいないかもしれないし、
いたとしても、自分に興味を持ってくれるとは限らない。



「私のウリは」「差別化ポイントは」と語ってもスルーされるだけ



自分が、自分が、
私は、私は、
この商品のウリは、同業他社との違いは、

……それは、
「興味を持ってもらった後」に伝えるべきことだ。
 
「興味のないこと」の「説明」を聞きたい人はどこにもいない。
 
あふれる情報の中で、まず目を止めてもらうこと。
 
そのために伝えるべきことは、「商品の説明」ではない。
あなたが何をするかという「方法」でもない。
 
人が知りたいのは、自分がどうなるか。
自分に関係ないことに、人は興味を持てないのだ。


商品やサービスを「どう売るか」より大切なこと




会ったこともない人なのに、
「この人の視点が好き」
「この人の考え方が好き」
「この人に会ってみたい」
「この人なら自分を変えてくれる」

そう思われたなら、
極端な話、何を売っても売れるだろう。
 
そうなるために必要なのは、
「商品やサービスをどう売るか」を考えることではなく、
「自分自身が売れる化」することである。
 
まずすべきは、
自分のビジネスと、自分の生き方の
ど真ん中をズバッと突抜く「軸」を見つけることである。


 
自分はなぜこの仕事をしているか、
どんな人を救いたいか、

キレイゴトではなく、
もっと自分の奥の奥の方にある、
「自分を突き動かしているもの」。
 
それを言葉にしていく。
 
それは他の誰とも違う。
自分だけの思い。
 
誰にも似ていない。
自分だけの、この仕事にかける思い。

 
それを言語化すれば、
自分の人生とビジネスの背骨が見える。
ぼんやりとしていた自分自身の輪郭がはっきり浮かび上がってくるのだ。
 
やりたいことがいくつあっても、
一見バラバラなことをやっているように見えても、
 
人生とビジネスを貫くこの一本のぶっとい軸さえあれば、
誰とも似ていない、自分だけのビジネスが作れる。
 
それは、単に
「自分ができること」を並べただけのものとは、
大違いなのだ。

 


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