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「この言葉が出てきた瞬間、これだ!と震えた」と、彼は言った。
「今まで何人もの人にコンサルしてもらったけど、
ここに気づいてくれる人はいなかった」
と、彼は言った。
2時間の体験セミナーの後、
雑談の中で。
セミナールームに入ってきた時とは、
明らかに顔つきが違っていた。
目に光が宿っていた。
ひとって、2時間ちょいでこんなに変わるんだ。
鎧を脱いで、溢れ出てくる言葉を口にしてみる。
自分の中に
すでにあった価値を、言葉にできた。
しかもそれが、
これまでの人生の中で
獲得できなかった葛藤や、
這い上がってきた経験や、
誰にもわかってもらえないと絶望した夜や、
それでも自分を奮い立たせてきた日々に
リンクしていると、
ぶわっと感情が溢れて、体が震える。
自分の中の深いところにある、
魂みたいのものと、
フレーズが共鳴するからだ。
そういう言葉を持っている人は、強い。
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【発信力を上げる言葉力体験セミナー】
大阪会場で開催しました。
今回も、関東や中部地方から、
さらには北海道からもご参加いただきました。
セミナーの初めに、
自己紹介をしてもらう。
その時の言葉は、
みな鎧を着ている。
自分の深いところに
リンクした言葉ではなく、
取り繕ったような
よそ行きの言葉だ。
なんとなくソレっぽい言葉。
どこかで100万回聞いてきたような自己紹介。
それが、
2時間後に、
自分の中から出てきた言葉は、
まだ不揃いで粒度が荒かったとしても
圧倒的に力を持つ。
圧倒的に、引力がある。
起業塾で、「コンセプトを作れ」と習ったけど、
「起業塾では、
コンセプトを作れと習ったけど、
コンセプトが作れなかった」という人がいた。
その人は、
コンセプトが作れないまま、
なんとなく商品を作ったという。
コンセプトのない商品を、
「誰に売るか」
「誰なら買ってくれるか」
「いくらなら売れるか」
と「売り方」を考えるから、うまくいかない。
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「自分軸」って、河童さがし?
ある人は、
起業塾で、
「自分軸を持って
強みを見つけなさい」
と言われたらしい。
その方に
「自分軸ってなんですか?」と聞くと、
「よくわからいません」という。
よくわからないものを、
どうやって見つけるのだ?
そもそもそれは、見つけるものなのか?
「あの湖には、ネッシーがいるらしい」と聞いて、
誰も正体を見たことのない
ネッシーを探すようなものか。
あの沼には河童がいるらしいと聞いて、
カッパを探しにいくようなものか。
私が思う、「自分軸」は2種類ある。
ひとつは、
螺旋階段のように
ぐるぐると回り続けた後に
「結果的に」真ん中にあるように思えるもの。
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もうひとつは、
「視点の持ち方」だ。
自分視点で見るか、
他者視点で見るか、
と問う際の「自分視点」のこと
(もしくは、自分視点で意志を持って判断すること)を
自分軸という。
(この、「意志」というのも、理解が浅いと、厄介になる言葉だけど、ややこしいからここでは省略)。
これには、トラップがあって、
多くの人が言う、
「人からどう思われるかじゃなく、自分軸で決めよう」は、
浅い理解だと、
人生を迷いの淵に落とし込む言葉だ。
なぜなら、
「私が、周りからどう思われているか」を気にするのは、
「他者視点」ではないからだ。
本当の意味での「他者視点(≒他人軸)」は、
「他者自身がどう考えているか」である。
「私が、相手に、どう思われているか」は、他人軸ではない。
むしろ、ゴリゴリの「自分のことしか考えていない人だね」だ。
自分軸教の多くの人が、
「他者が自分のことをどう思うか」を他人軸だといい、
人を混乱させる。
本当の意味での「他者視点≒他人軸」はそれじゃなくね?
自分に自信がなく、自己を低く見積もっている人は、
「わたしが」どう思われるか
「わたしが」こんなことをしていいのか
「わたしが」こんな価格で売っていいのか
「わたしが」こんなことを言っていいのか
と「わたし」「わたし」「わたし」「わたし」と
間違った意味での自分軸ゴリゴリだから、
他者から見たら面倒臭い(扱いが難しい)し、
ビジネスで言ったら、まったく「他者視点」がないため、
そりゃ売れないよね、となる。
「その言葉の意味」がわからないまま、
(ネッシーやカッパをさがすように)
コンセプトを作らなきゃー
じぶんじくでいなきゃー
つよみをはっけんしなきゃー
と言っているから、
商品は売れないし、発信もできない。
「言葉」には「意味」がある。
その意味を考えることもなく、
「あ」を作ってください、
と言われたら
なにかもわからない「あ」をつくるのだろうか。
いったいどうやって?
自分を低く見積もる=お客様を下に見ている
「お客様には、『私がいなくても自分でできるように』なってもらいたい」の呪縛。
「今日だけの特別価格」にしなきゃ売れない、
というお客様を下に見ている感覚。
「3ヶ月とか6ヶ月とか
期間を区切らないと売れない」も、
お客様を下に見ている。
(売り手の自信のなさが、結果的に、お客様を下に見ている≒バカにしているという現象を生み出すパラドックス)
そうやって、
「安くないと売れないから、安くする」
「期間を区切らないと売れない、から区切る」
ような
売り方をしているのに、
「私のお客様は低価格しか買ってくれない」
「私のお客様は、長続きしない」とかいう。
自分がその設定しているから、だよね?
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あなたは誰ですか?
せっかく、自分で仕事を作るのに、
そんなんでいいんだっけ?
誰かがいう「売れるやり方」に
自分を当てはめるのって、
自分の可能性も、
今まで頑張ってきたことも、
ぜんぶ、「他の誰かと同じ」にしちゃって、
自分が可哀想じゃない?
ああ、自分が、もったいない。
あなたは誰ですか。
隣の誰かと同じ人ですか。
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【発信力を上げる言葉力体験セミナー】
1.2.3月で終了します。
オンラインzoomでもやっていますが、
遠方からでもぜひ、リアル会場にお越しください。
続きは、6ヶ月講座【言葉で仕事をつくる塾コトシゴ】で。
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