「やる気が出ない」時、どうやって仕事を進めるか。
リモートワークになったり、個人で仕事をしていたりすると、仕事の量やクオリティが「やる気」に左右されがちかもしれない。
今日はやる気ないなぁと思ったら、仕事の効率が落ちたり、情報発信しなきゃと思っているのに、手が止まったり。
私は今、自分で会社を作り、講座をしたりセミナーをしたり、広告をつくる仕事もして、毎日受講生さんたちの文章を添削したり、相談に乗ったりしている。
noteをほぼ毎日書いて、音声発信をしたり、メルマガもやっている。
小学生2人と保育園児の子育てをしながら、
というと、「超絶忙しいのでは?」と言われることがあるが、私は本来「ダラダラ人間」でやる気や体力があまりない。だから、仕事をする上で「やる気」に頼らないようにしている。
「やる気が起きない時、どうしていますか?」よく聞かれるので、自分なりに整理してみようと思う。
「やる気がある自分」を基準にスケジュールを組まない
スケジュールを組む時に大事にしているのは、それが「何時間かかるか」だけではなくて「どれぐらい疲れるか」。
たとえば同じ2時間でも、「初対面の人の前で講演する」2時間と、「家で資料をつくる」2時間の疲労度は違う。
自分に負荷がかかる仕事と、負荷がかからない仕事を分けて、「これは疲れるな」と思った仕事の次の日には、疲れない用事を組み込む。
たとえば、私のメインの仕事の一つが「6カ月講座」なのだが、講座は10時~16時が2日連続。それを東京と大阪でやっている。
どう考えてもその2日間はマックスで疲れる(2日目の夕方はほぼ記憶がないレベル)なので、講座の次の日は「癒し系の予定」をあらかじめ入れておく。
私の場合は、エステとかネイルサロンとか整体とか。メイクもせずにでかけられて、寝ていればいいだけという超絶らくちんな予定だ。
(余談だが、最近までは「仕事の時間内にエステに行くなんて」「子供を保育園に預けて自分の予定を入れてはいけない」みたいな縛りを自分に課していた。だけど、個人で仕事をしている以上、体調管理も重要な仕事だし、人前に立つ以上、ビジュアル管理も重要な仕事なのだ。だから、エステもネイルも仕事の予定として入れている)
スケジュールが埋まる=私仕事ができる なんて思っていたのは遠い昔。今はいかにメリハリをつけるかを重視している。
ポイントは、「やる気100%の自分」を想定してスケジュールを組まないことだ。
「やる気100%の自分なら、こういうスケジュールで動けるな」と思っていたら、絶対にどこかで渋滞してしまう。
「自分はそんなにやる気のある人間ではない」という前提で、疲れることと疲れないことを上手く組み込んでいけば、自分の「やる気」を上手く付き合えるようになるのではないか。
目的を細分化して、「やらなきゃ」に変える
情報発信が続かないのは「目的」が明確ではないから、ではないか。
なんのために発信しているの?
「認知度を上げるため」「ファンを増やすため」
それだと漠然としすぎ。
なにをもって「認知度が上がった」「ファンが増えた」と判断するのか?明確ではないため「できた」という実感が持ちにくい。
出来たという実感が持てないものに、人はやる気を見出しにくい。
だから、目的は細分化して「いつまでに」「なにを」「どうなっていたいか」を具体的な数字を入れて設定する。
「9月1日までに、○○セミナーに10人申込みが来る」それを決めたなら、じゃあそのために何をすべきかが見えてくる。
そして、それが達成できた時に自分をリアルにイメージする。ありありと頭の中で想像する。
自分がどこに向かって、今何をすべきなのかが明確になれば、「やる気」がなくても、からだは動く。
「やる気が出ない」時でも最低限これだけはやるを決める
毎日やる気マックスで働けるのなら、それがいいだろうが、人間だもの、浮き沈みがある。
感情に左右されたり、体調に左右されたりする。
感情に左右されるな、疲れても働け!と自分に発破をかけたところで、自分は騙せない。
だから、もう、疲れた時、やる気が出ない時は、ムリにやらない。「どうしても今日、これだけは最低限やらないといけない」ということだけをやって、後はやらない。
私の場合は、発信も「最低限これだけ」をやって、後はやらない。「さいていげんこれだけ」な仕事が、誰にも会わず、デスクワークで済むなら、メイクもしない。なんなら顔も洗わない。そんな日があってもいいと思う。
ダラダラダラダラ過ごす。ソファでダラダラしたり、見たくもないテレビの再放送のドラマを見たりしている(「時間があったらこれをやろうと思っていたこと」をやる気力もないのだ)
そんな日があってもいいし、とことんまでダラダラしたら、飽きてきて、仕事がしたくなってくる。
モチベーションが上がる必殺アイテムを持っておく
とはいえ、やる気はないが「やらなきゃいけないことはある」という日もある。
そんな時には、自分のテンションを上げてくれる必殺アイテムをいくつ持っているかが大事な気がする。
これをやれば復活する。これをやればやる気になる。
時間と余裕があるときなら、憧れのホテルのロビーでお茶するとか、思い切って一泊しちゃうなんていうのもアリ。
ここに行けばテンションが上がるという自分のパワースポットを持っておくのもいいだろう(私の場合は、ちょっと時間があるときは滝を見に行く)
出かける気力もない、メイクしたりするのも、着替えるのもめんどくさいという時は、推しを見る。推しを見れば、テンションが上がる。
私の場合は、向井理さまと磯村勇斗くんが推しなので、30分時間があれば『わたし、定時に帰ります』または『風の市兵衛』または『きのう何食べた』をアプリで見たり(自分はココでテンションが上がるとわかっているのでそのシーンだけを見る)
『わた定』の種田さんを脳内に起動させながら『わた定』の主題歌、Superflyのambitiousを聞いたり、『恋は雨上がりのように』の加瀬さんがキッチンでテキパキ働く姿を脳内に起動させながら『恋は雨上がりのように』のテーマ曲を聴いたりしている。
「音楽を聴いて、スイッチを入れる」というのは、時間もかからず、おすすめだ。
これを聞けばやる気になる。パブロフの犬状態。
「やるしかない」状況に自分を持っていく
それでもやる気が出ないなら、「人が来るから掃除しなきゃいけない」「誰かに宣言したからもうやるしかない」のように、「どうしてもやらなきゃいけない状況」に自分を持っていくのも一つの手だ。
ただしこれは疲れるので、毎回やるとしんどい。
追い込むのはしんどいが、「誰かと一緒にやる方が続く」タイプなら、「人を巻き込む」「人に巻き込まれる」といい。
私は、昨年の秋、月曜断食で9キロのダイエットに成功したが、その時はTwitterで、「月曜断食」をしている人たちをフォローしまくって、やる気を出していた。
一緒に頑張るメンバーがいれば、続けられることもあるだろう。
たとえば情報発信でも「今月はnoteをがんばろう」と思ったなら、「毎日noteを書く会」を自分で立ち上げ旗を振ってみる。
オンライン上でコミュニティをつくって、自分が中心となれば、否が応でもやるしかない。
そこまでがしんどいなら、誰がか降っている旗に乗っかるのでもいいだろう。
時間管理については、こちらに書いています
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