発信するなら、「立ち位置」を明確に。
「自分がこんなこと書いていいのかな…」を解消にするには「立ち位置を明確に」する。
一般人なのに評論家みたいに書いたり、誰かの言葉を自分の意見のように書いたりすると、読者にはすぐバレる。
「どんな人が、どんな立ち位置で書いているか」を読者は無意識に見てる。
たとえば、「子育てコーチング」をしているならば
たとえば、私が「子育てコーチング」を仕事にしているとします。
子育てに悩んでいるママたちの気持ちの寄り添うnoteが書きたい。と思ったとする。
自分と、その「読者である悩めるママたち」の位置関係を決めます。
● 専門家として、教えるポジションに立つのか。
● 少し先を行く先輩ポジションに立つのか。
● 自分も現在進行形で悩んでいる・試行錯誤中の人として書くのか。
立ち位置を決めることで、書く内容も決まってくるし、文章のトーンも決まります。
世の中全ての人が面白いと思う文章は、ない。
世の中のすべての人に面白いと思われる文章を書こう、万人に共感されたい、と思うのはどう考えても無理ゲーです。
だから、「自分は誰の味方でいたいか」を決め、その人から見て、どんな位置に立っていたらいいのかなを考える。
たったひとりが「これは、私のために書いてくれている」「なんで、俺の気持ちがこんなにわかるんだ?」と感じる文章が、100人、1万人、100万人を動かす力になる。
みんなが「業界チャンピオン」の話が聞きたいわけじゃない
発信をしていると「もっとすごい人がいるのに」という気持ちになることがあります。もっと経験のある人、もっと実績のある人がいるのに、自分が発信する意味があるのか?
でも、考えてみると、どんなことでも「その世界のチャンピオン」の話が聞きたい人ばかりではないのです。
すごい人のすごい話よりも、自分と似た境遇の人の話の方が共感できることもある。なんだか遠くのきらびやかな世界のことよりも、少し先の、自分にも手が届きそうな話の方が、実感が湧いてきたりする。
いつでも、ミシュラン星付きのシェフの料理が食べたいわけではなくて、ふだんは、近所の定食屋の方が良かったりする。「それとこれとは別」なのだ。
「今の」「自分だから」書けることを。
「もっと実績ができたら」「もっと知識が増えたら」発信しよう、という声も聞くけれど、
いつだって「今の自分」だから書けることがある。
ただ、その時に、知識や経験がないのにプロぶって書いたり、専門の知見や確証がないのに専門家のようにアドバイスしたりすると、信用を失うことがある。
自分はどんな立ち位置で、どんな人のために書くか。
「立ち位置」を決める。
もちろん、その立ち位置も、自分とともに変化する。
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