世界の郷土菓子が運んできた異国の風🇵🇹🇦🇿
渋谷にあって行けずにいた
「郷土菓子研究社/Binowa Cafe」
の新店舗「JOURNEY」へ
"郷土菓子研究社"
名前ですでにときめいた。
プレオープンの日、たまたま付近を立ち寄るため、これは天からの思し召しだ、と思い、
お店へ向かった。
店内には聞きなれない名前のケーキや焼き菓子がずらり!
1番衝撃だったのは、ラトビアのシュークリームの「ヴィエスピエナヴェイエクーカ」という名前。
見慣れた友達に「わたし改名したの」と
突然告げられた気分だった。
ん〜〜、ババ(イタリア)も気になるし、
モーンクーヘン(ドイツ)の"ケシの実たっぷり"という言葉にも惹かれてしまう。
どれを買うか迷いに迷い、選んだのはこの2つ。
・ポルトガルのパンデロー(左)
・アゼルバイジャンのシェチェルブラ(右)
パンデローは、バターを一切使わず、
卵と小麦粉と砂糖でつくるのが基本で、
カステラのルーツと言われているらしい。
包み紙をそっと外し、スプーンですくってみると、ふわふわした生地の中から、シュワシュワな気泡を含んだトロトロ生地。
舌の上で溶けてゆき、歯は全くいらない。
レモンの酸味もあり、少しばかり気持ちも爽やかになる🍋
シェチェルブラは、餃子の見た目をしているが、パイ生地のなかに粗糖とクルミとカルダモンが入ったお菓子。その独特な模様は、専用のピンセットで描かれている。
粗糖のざくざく食感がたのしく、クルミの香ばしさとカルダモンのエキゾチックな風味が口の中に広がる幸せなお菓子。
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世界のお菓子を堪能していると、私の家にポルトガルとアゼルバイジャンの風がふわ〜っと静かに優しく吹いてきた。
しかし、それは一瞬の儚いもので、現地で食べるのと日本で食べるのではきっと味も幾分か変わってくるのだろうなと思うと、ちょっぴり切なくなった。
そして、いつかお菓子を巡る旅なんてしてみたいな〜と夢見たり。
これからもこのお店に通うのは、その旅の予行練習だということにしよう。
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