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6月たべたものリレー


今日で2023年上半期が終わる

元日から今日までの時間をもう一回繰り返したら、また新しい年がくるなんて信じられない。

6月はなにも書き留めていないことに気がついて、ふと6月が私を急かす。

わかった、わかった、6月さんよ。

6月にたべたものリレーをしようじゃないか。


ほら、5月さんがゴール前で「お〜い、早くこっちにこいよ〜〜!」と両手を大きく広げて振っている。


7月さんはまだ待っていて、きちんとバトンはわたすから。


レッツ、スターティン❕




《とうもろこし🌽》

食べる前から特有の甘い香りで微笑みかけてくるとうもろこし。

小中学生の頃、丸ごとかじって食べるとうもろこしは大好きなのに、給食のサラダやスープに入っている1粒1粒のコーンはなぜか受け付けなくて、「『とうもろこし』は好きだけど『コーン』は嫌い」って言っていたの意味がわからないな。

去年以降、「カラスに負けた(畑を荒らすカラスと戦うのに疲れた)」という理由で、うちではとうもろこしを育てなくなった。

おやつの時間や夕暮れ時に、祖母が「とうもろこし茹でたよ〜」ってとうもろこしが何本も入った鍋を抱えてくるのが夏の楽しみであり、うちの夏の風物詩だったのに。

そんなことも知らず、夏の風物詩を奪ったカラスのこと、今でも許していないし、今後も許す気はない。

《そうめん》

夏の風物詩と言ったら、やはりそうめんは入ってくる。私はもうすでに、そうめんを解禁してしまった敗北者です。

負けた〜完全に負けた〜。悔しい。

だって、お米研ぎ忘れたんだもん。
麺類がそうめんしかなかったんだもん。
泊まりに来ていた姪っ子が「ちゅるちゅる食べる〜」というんだもん。
じゃあちゅるちゅる食べるしかないじゃん。

トマト、きゅうり、そぼろ、キムチ、わかめをのっけて、ごまだれと麺つゆをかけた、ぶっかけそうめん。

風呂上がりにタンクトップと短パンで、全方位の窓を開けて、みんなでそうめん食べてたあの光景。完全に夏そのものだったなぁ。

夏、先取りした。

あれ、今思ったのだけれど、先取りという意味では勝者なのでは、、?

《冷や汁🥒》

冷や汁、それも早々と解禁してしまったもの。

一人暮らしの学生の頃、夏になると週3くらいで作って食べていた即席冷や汁。

その日は1日中家にいて頭がぼーっとしていて、だるくて暑くて、とりあえず早めにお風呂に入ってさっぱりした。その後水分補給はしたけれど、ご飯の用意をする間にすでに身体は乾ききっていて。

豆腐ときゅうりがあったから、これは!と作り始めた冷や汁が、こんなに身体に染み渡ってくれるとは。
熱々のご飯とキンキンに冷えた汁、異なる温度帯が口の中で融合し、寄り添い、掛け合い、一体となる宇宙。米が汁を吸い、具は混ざり合い、ぐちゅぐちゅになっている様。

ぐちゃぐちゃ飯好きな私、冷や汁がコスパ最強ぐちゃぐちゃグルメだと、やっと気がついたのだった。

《すももタルト🥧》

ぐちゃぐちゃ飯のように、元の形状を保つのも困難な、いや、元の形状は保てるのだけど、取扱注意シールを貼りたいくらい熟れに熟れたすももが、今年は大豊作だった。

ただでさえ完熟なのに、日が経つと、さらにじゅっくじゅくに熟れて、皮もすぐに剥けてしまう。
完熟が過ぎたすももこそ甘くて美味しいのに、きっとスーパーだったら、安売りのワゴンで肩身の狭い想いをしている。
だから、うちにいてくれてよかったね、と思う。

家族も私も1日3〜5個食べていたにも関わらず、収穫してから1週間経っても、まだ30個以上残っていたのには驚いた。

「うちはすもも農家でもないのだけど」と思いつつ、毎日それだけ食べても全く飽きないし、むしろ終わりがくる悲しささえあったから、
すももは(いや果物というものは)、人間の身体と本能に即した自然からお恵みであり、それこそ自然の摂理なのかもしれない。

ありがとうすもも!
ありがとう自然のお恵みよ!
おかげで私生きてる!!(落ち着け)


こんなに収穫できたので、せっかくだからすももの型なしタルトを作った。
レシピは『tiroirの最愛レシピ』のぶどうの型なしタルトをすももに変更したもの。

当日食べるのも美味しいけど、冷蔵庫で冷やして翌日食べるのも好き。すももの酸味と甘みと皮のちょっとした渋みは、タルトやダマンドと相性ピッタリ。トッピングの水切りヨーグルトは、さっぱりしつつもまろやかに上手く全体をまとめてくれた。



《梅ジャムサンド🍪》

水切りヨーグルトといえば、それ以降、水切りヨーグルトがマイブームとして到来。
ジャムサンドを食べたくなったついでに、水切りヨーグルトを挟んだ日もあった。

青梅ジャム

たっぷり乗せてサンドすると、あ〜れ〜と横からジャムたちが退散なさるので、乗せる分量には限りがあるのだと知った。

完熟梅ver.

それで、ラムレーズンの方はサンドせずに食べたのだけど、そうすると、数合わせでもう一枚サンドせずに食べないといけなかった。

でも、それはそれで梅ジャムたっぷりのジャム(サンド)クッキーを食べられたのでオールオッケー。
むしろ、それ以降はサンドせずに食べることが多かった。

クッキーの間でとろりとした気だるい表情を浮かばせながらも、梅雨の中のわずかな光を集めて煌めく梅ジャムが愛しかった。


《梅の甘露煮》(アンカー✨)

そうそう、梅の話は終わらない。
先日投稿した梅ジャムは、あれからトーストやヨーグルト、なかしましほさんレシピの豆花にかけたりとしてきたけれど、私は梅の甘露煮も作ったのである。

実は、シロップにつけて3日後も渋みが残っていたこの甘露煮。

それから食べる気を無くして、冷蔵庫にいるのに見て見ぬふりをし続けていた。

それから2、3週間が経ち、冷蔵庫の中でシロップ漬けの刑に晒されているような梅にどこか申し訳なさを感じて、一粒食べてみた。

すると、渋みは消えて、果肉もとろみを増してた。

元々別容器にとっておいたシロップと、梅を漬けていた方のシロップを舐め比べてみると、梅を漬けていたほうが酸味があったので、おそらく梅の酸味や渋みがシロップへ溶け出した模様。

それから毎日1粒ずつ(時には2粒)食べています。

時を待つ、それが一番大事。
(大事マンブラザーズはそんなこと言ってたかな?)



6月、ゴール❕✨

6月に食べたものを書き留めるだけだと思っていたけれど、意外とリレーできてしまった。(無理矢理感あり?)

私はそうめんも冷や汁もすでに解禁したので、もう気兼ねなくこれらを食べられるのですね!えっへん!

なんだか、夏、満喫できる気がしてきた。
敗者だと思ったけど、意外と勝者だったかも。

夏バテは嫌だけど、夏バテしたときこそ食べたい美味しいものもたくさんあるし、夏バテしすぎないように夏バテしたい!

それでは!
朝摘みのブルーベリーでお別れです🫐




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