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生理用吸水ショーツのキャッチコピーを調べてみた。(2022/12)

もはや戦国時代に突入したレベルの吸水ショーツ。
生理用ナプキンとサニタリーショーツが合体したもので、生理の不快や不便を和らげてくれる。
私も毎月使用しているので、新しいものを買い足そうかとネットサーフィンしていたら出てくる出てくる。見るたびに新作やブランドが増えている。

フェムテックブームもありブランドや繊維メーカーがこぞって新作を発表している吸水ショーツ。
吸水ショーツのキャッチコピーやコンセプトが何パターンかに分かれていることに気がついたのでメモを残しておきます。

※キャチコピーは公式サイトをチェックしています。公式サイトに製品説明しかないものは「無し」としています。商品ページ、ブランド紹介など数ページ確認しています。

【オシャレ系】

毎月の下がる日、おしゃれに上げて。

GUNZE の「吸水型サニタリーショーツ」
ベネフィットをキャッチコピーにしているんですね。
ちなみに、ブランドコンセプトは
「憂鬱な日でも上下かわいいセットの下着がいいし、普段と同じように過ごしたい。」
この気持ちはわかるな、と。サニタリーショーツって基本単品売りなのでブラジャーとは別になってしまうんですよね。上下別問題を解消してくれて、おしゃれでこのお値段は良い。私も欲しくなってしまった。

あの日美人。

「あの日美人。」がブランド名にもなっている。繊維商社のYAGIが立ち上げたブランド。吸水ショーツは素材が重要なので、繊維商社や素材メーカーが立ち上げているのが目立つ。セーレン株式会社のhanayakaや豊島株式会社もHogaraもフェムテックの大型展示会に出展するなど精力的に展開している。


【頑張らない系】

もっと自由にもっと快適に

昭和45年創業の老舗レディースアパレルメーカーが立ち上げた吸水ショーツブランド。繰り返し使えるサステナブルショーツとして、2021年にmakuakeでは瞬時にデイリー1位になった。

ひたっとシームレスに気持ちいい、がんばらない吸水ショーツ。

グッドデザイン賞を受賞した吸水ショーツ。シームレスで着心地にもこだわっている。


【いつもと変わらず動きたい系】

あなたを自由にする下着

日本では早くに吸水ショーツを発表したブランド、Nagi。
生理=不自由の印象はやはりある。吸水ショーツをはじめて履いた時は、小学生の体育の時間にこれがあったらどれだけ良かったか…と感じた。

海外のサニタリーブランドのようなNagiのビジュアルは女性たちに圧倒的な支持を集めた。
中性的な印象のモデル、Tokyoカルチャーの匂い、トーンやビジュアルの作り方は、その後続々と登場する吸水ショーツブランドのベースになったのではないだろうか。

目指したのは吸水するショーツではなく漏れない、ズレないショーツ

スポーツ特化の吸水ショーツ。キャッチコピーももちろんスポーツ目線で。

自分を制限する壁は自分の中にある

これは、ブランドのコンセプト。当たり前を変えようというメッセージを伝えている。
日本製の吸水ショーツで、ウエスト部分がシースルーになったタイプなどデザインにもこだわっている。


【素材や使用感に注目系】

圧倒的な安心感と独自のテクノロジーで快適なサニタリーライフを実現

吸水量がわかる仕組みのサニタリーショーツを販売しているBe-A。
テクノロジーのワードがコピーに入っているのも納得。

「 履き心地と吸水量 」両方にこだわった吸水ショーツが誕生しました

使用感など、ベネフィットではなく特徴を全面に出しているめずららしいブランド。吸水ブラレットも販売されている。


キャッチコピー「無し」

ユニクロとシェルターは商品説明のみ。両方とも品質的にはかなり高評価。


頻繁に登場したワード

自由、憂鬱、同じ、頑張らない

生理痛やPMSが重い女性からすれば、生理は休みたい日だ。
生理痛が軽い女性からすると、いつもと変わらず動きたい日だ。

どのタイプの女性に寄り添っていきたいのかでコンセプトもキャッチコピーも変わってくる。

ちなみに「経血を吸収する」という表現は、医薬部外品のみできる表現のようです。そのため、ほとんどのブランドが「水分を吸収する」の表現でした。
来年もフェムテック界隈はさらに盛り上がりを見せるはず。また紹介していきます。

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