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借金で「不安」が消えたこと

こんにちは。

花粉症の季節ですね。

最近、開業当初のことを思い出しました。

  今から十数年前、私は、眼科クリニックを開業しました。ビルの中にたくさんの診療所が集まる医療モールの形態での開業でした。午前9時から始まって、午後5時には、ほぼすべての仕事が終わっている形なので、子供のいる私としては、暮らしやすい働き方でした。(それまでは、総合病院勤務で、当直と手術、時間外診療が大変でした。)

  でも、開業するには資金がいります。私は、そのとき、私にしては大きな額のお金を銀行から借りました。

  初めての開業で、順調にいくかどうか、アクシデントが起きるかどうか、全くわからないなか、大金を借りた私に、ある変化が起きました。「不安」と言う感情が失くなったのです。今思えば、あまりにも不安だらけで、普通に不安を感じていたら、身が持たなかった。それくらい、切羽詰まっていたと思います。

  感情では、不安を感じなくなりましたが、ひどい日光過敏症になりました。身体中皮疹でかゆくなり、服の縫い目があたるとひどくなるので、服を裏返して着ていました。

  その後、経済的に軌道に乗るにつれ、日光過敏症は治まっていきました。

  花粉症の季節に、昔のことを思い出しています。

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