母乳とエクソソームの密な関係
授乳中のお母さん必見!
「エクソソーム」は細胞と細胞の相互作用、会話するためのツールとして使われています。その全身の細胞が日常的に出している「エクソソーム」は、母乳を介してお母さんと赤ちゃんの間でも受け渡しがされているんです! そのため、お母さんのストレスや生活習慣が赤ちゃんに影響することも。 赤ちゃんに質の良いエクソソームを渡すにはどうしたらいい? そのメカニズムを紐解きます。
母乳は色々な機能を持っている
母乳を通じて、お母さんから赤ちゃんに栄養や、免疫グログリン=抗体→免疫力を上げる機能を持っているタンパク質を渡すことができます。母乳をあげることで、免疫のない赤ちゃんに防御力をつけてあげて、元気にすることができるんですね。
母から赤ちゃんにエクソソームを介して免疫力を与えている
実はエクソソームは牛乳にも!植物にも!お酒にも!
最近の研究成果では、昔から言われていた上記の機能の他に、エクソソームを介して免疫力を与えているということがわかってきました。
生まれるまでは、へその緒経由で母体からエクソソームを与え、生まれた後は母乳を通じて栄養と免疫力を上げるためのエクソソームが与えられて、赤ちゃんは元気になるのです。
実は、各社販売されている牛乳の中にもエクソソームは存在しています。牛の個体が違うのでそれぞれ違うエクソソームが含まれている可能性があります。どういう機能を持たせたエクソソームですよというような商品が将来出てくるかもしれません。
また、日本酒の麹菌もエクソソームを作っているのがわかっています。
人気の健康食品の甘酒の高機能性もエクソソームが入っているのです。
普段から食べている野菜にもそれごとの多機能なエクソソームが含まれているのです。それを口から食べ、腸で吸収し、血液の中にエクソソーム を乗せて食品の有効成分を全身に行き渡らせるのです。エクソソームは食品などの有効機能や情報の伝達機能を有しているんですね。
お母さんのストレスや生活習慣は母乳によって赤ちゃんに影響する
栄養学のお話ですが、乳児期に子供が産まれてすぐ飢餓状態になった子供は大きくなったら肥満になりやすく、生活習慣病を発症しやすくなリマス。母体の環境によって母乳のエクソソームが変化するのではないかと言われているのです。
研究真っ最中ではありますが、ストレスを抱いた母とそうでない母の違いではどう影響するのでしょうか。たとえばストレスシグナルが母乳に入っているなど考えられます。実際に、第二次世界大戦で精神疾患を患っている子供が多かったらしいのです。
お母さんが元気なエクソソームをあげれるような母乳を作っておけるといいですね。子供の未来のために、夜更かし、タバコ、ストレスフルなど、よくない生活習慣は変えていかなくてはいけませんね。妊娠中も生まれた後も意識とケアは大切なんですね。
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