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老けない病気にならない生き物がいた!その名は「ハダカデバネズミ」

一般的に、哺乳動物は、体が大きいほど長生きします。
人間は例外的に寿命を延ばしてきた動物の1種です。
火を使うことで食べ物、栄養に変化が現れ「脳」が発達し、美しさを追求する「美的感覚・感情」が寿命を延ばしてきたとも言われています。ヒトには進化の過程で、他にも多くの例外要因があります。
 
他に、例外的に寿命を延ばしてきた、興味深い哺乳類「ハダカデバネズミ」。この種は、老けない、病気もしない。寿命が尽きるその時が来たら、パタっと死ぬ。のです。まさに理想のピンピンコロリ!
通常のマウスのおよそ10倍以上長生きで、確認されているところで最長記録は37歳以上らしく、ただ、もっと長生きしている可能性があるそうです。

どうして、老けない、病気にならないのか?

彼らの体温は30〜33℃。
変温動物はある程度温度が低い方が長生きです。しかし体温の低さだけが要因ではなさそうです。ハダカデバネズミは、体内の遺伝子、タンパク質は酸化ストレスに強く、抗酸化能が一般のマウスより高いようです。
 
がんを抑制する機能「細胞老化」
細胞の中で長い時間をかけて、様々な機能の低下が起こり、その積み重ねで、細胞はガン化します。ガン化を抑制するために細胞は、細胞老化を起こし、増殖を停止したり死滅させたりする機能があるのですが、通常のマウスの細胞には見られないこれらの特徴が、ハダカデバネズミには見られ、それによって、細胞をガン化から守っているのが、病気にならないことがプログラムされているのです。

ヒトも老化しない?病気しない?ことも可能になるかもしれない

そのメカニズムは多方面の視点から世界的に研究中です。
この研究によって、将来、部分的にハダカデバネズミの老化抑制機能を応用することは可能かもしれません。
 
ハダカデバネズミはヒアルロン酸を多く持っていて、ヒアルロン酸の量を増加させたマウスでは老化が抑制され寿命が伸びるという研究報告もあります。ヒトへの応用が可能な物質や技術やメカニズムの研究が今後も進んでい来ますが、このハダカデバネズミの研究が私たちの健康長寿の道を大きく切り開く可能性を秘めているかもしれません。
 
今日は雨です☺️☂️雨の匂いや音を感じながら今日もウェルビーイング✨を楽しんでいきたいと思います。
 
それでは、また!

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