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価値観に寄り添うこと -SNSと写真の向き合い方-


こんにちは。
普段、趣味で写真を撮っているHirokoです。

2022年ももうすぐ終わりですね。

今年1年、皆さんは何を考えてどのように過ごしていましたでしょうか。

今回は最後まで真面目なお話です。

1年前のわたしの唯一の投稿と、テンションの差が激しいかもしれません…🫠笑


ここ最近、わたしはSNSとの関わり方や写真に対する考え方について、頭の中でぐるぐる考えていました。

ちょうど年末にもなりますし、現時点でのわたしなりの向き合い方を、自分の頭の中を整理するつもりで少しまとめておこうかなと思います。

考えていることを言葉にするのがわたしは本当に苦手で、普段使わない頭を振り絞って文章を書いてみました。

ここから先は気になる方だけ読んでいただけたら良いかなと思います🙃


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ちなみに、ここでは特定の誰かやSNS自体を批判したいわけではありません。

SNSとの関わり方や価値観について、こういう見方や考え方もあるよね。というのを残しておきたいなと思っています。

もし、少しでも誰かの考え方の参考になったら嬉しいです。

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わたしは普段、写真の投稿や同じ趣味を持つ人との繋がりの場としてTwitterを使っています。

2022年12月28日現在、Twitterには全角140文字という文字数制限がありますね。

その中で自分の考えを簡潔に表明するには伝えたいことが優先されてしまい、つい言葉足らずになってしまいます。

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ちょっとしたことを呟けるため、気軽に多方面の方と繋がることができるというのがSNSのメリット。

しかし、発言の前提としている部分が伝わらず、どうしても誤解や齟齬が生まれてしまう可能性があるところがデメリットでもありますね。

そこで、SNSでの発信や同調・拡散をする場合と、閲覧する場合の両方において、改めてわたしが意識したいことをまとめてみました。

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1.想像力を持つということ

例えばSNSでの発言において、以下の可能性を想像することができます。

【発信、同調、拡散する場合】
・みんなに有益な情報を伝えることで、界隈を盛り上げることができるかもしれない。
・しかし、安易な批判や断言的な発言などは、本来批判したい相手だけでなく意図しない方向にも飛び火させてしまうかもしれない。

【閲覧する場合】
・有益な情報やトレンドを得られるかもしれない。
・ただ、批判的な発言を見てしまい、自分にも当てはまるのではないかと落ち込んでしまうかもしれない。
・どの意見が正しいのか、いろんな人の意見に左右されたり、対立してしまうかもしれない。

これはあくまで一例ですので、見方によって様々な想像ができるかと思います。

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ちなみに「想像」の意味を調べてみると、わたしの手元にある辞書には次の意味があるようです。

【想像】

実際に経験していないことを、頭の中に思いうかべること。
すでに知っている事実・観念をもとにして、新しい事実・観念を作ること。また、その心の働き。

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SNS上での発言は基本的には自由です。

ただ、仲の良い友達と話す時とは違って、SNSはいろんな価値観を持った人たちが集まる公の場所

SNS上での突発的かつ安易な意見表明は平穏なTLを掻き乱し、時に暴力的な行為にもなり得ます。

独り言だと思っていても、フォロワーさんは見ていますのでね。

ただ、受け取る側も想像力知識量によって捉え方が変わってくるので、どちらが悪いという話ではないと思います。

批判的な意見表明も、元々は誰かを守ろうとしている、あるいは自己防衛的な言動の場合もあります。

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また、「自分を客観視する」という言葉をよく耳にすることがあるかもしれません。

わたしもよく使いますし、客観「」に物事を捉えることは大切です。

しかし完全に客観することはできないので、結局は自分の主観想像力に頼ることになります。

そして想像力は、生まれながら高い人もいるかもしれませんが知識経験を増やすことでさらに広げられるのではないかと思いました。

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2.事実と意見は分けて考える

SNS上に溢れている情報には誰かの主観が含まれている場合があります。

つまり、事実と異なる可能性があり、正しく判断することができません。

ビジネスの場面でも、上司に報告する際になぜか事実と自分の考えをごっちゃにして伝えてしまって、結局何があったのか伝わらないということがあったりします。

人に伝えるときも、情報を受け取る際も、事実と意見は分けて考えることが大切です。

特にわたしは口頭で伝える時などはついごっちゃにしてしまいがちなので、今後の課題です…。

もちろん他の人の意見や自分の意見も大切です。

ただ主観や評論的な意見が溢れている昨今、事実的な知識が埋もれてしまっているように感じました。

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3.正しい知識で防衛する
(専門知識、歴史、言葉など)

2でも書いたように、SNS上に溢れている情報には誰かの主観が含まれている場合があります。

情報が溢れてしまっている中、様々な憶測・意見につい左右されてしまいがちです。

わたし自身他人の意見に左右されやすく、誰かの批判的な意見を見ると2、3日落ち込んでしまったりします…笑

でもそれは自分の事実的な知識が足りていないからかもしれないなと最近思うようになりました。

他人を変えることは難しい。

自分を変えることも難しいかもしれませんが、まだコントロールしやすいのでは無いかなと。

知識を得ることで見方が変わる。

興味の方向を変えることで、SNSだけでは知り得ない世界が見えてくるかもしれません。

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全く興味のない分野から勉強してもなかなか頭に入らないので、最初は興味のある分野から徐々に興味の範囲を広げていくのが良いのかなと思いました。

カメラの知識
写真の歴史
有名な写真家
色彩の知識
アートの歴史
映画
日本の歴史

…などなど。

事実的な知識を得る際は、なるべく本を読むのが良いですね。

特にハウツー本よりも、教科書的な本が良いかなとわたしは思います。

最近わたしは色彩の知識や絵画の歴史などに興味が湧き、ちょこちょこテキストや作品集などを買って読んでいます。

あとは展示を見に行くなど、実際に体験してみるのも良いですね。

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また、普段使っている言葉についても、改めて言葉の意味を確認し正しく使うということも大切です。

いつも何気なく使っている言葉も、意外とちゃんと調べたことなかったなと思って調べてみると本来の意味と違う場面で使ってしまっていることが結構あったりしますね。

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知識が深まると関係する時代背景なんかも見えてきたり、また関係ないと思っていた分野との意外な関連性を見つけて感動したりします。

こういう時にもっと学生時代に勉強しておけば良かったと思うものなんだなぁと思ったり…笑

恥ずかしながら今までわたしは興味の範囲がかなり狭く、本当に知識が少なかったので興味の範囲ってこうやって広げていくんだなと、20代終盤になってようやく気づきました。

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4.先入観を捨てろという先入観

「先入観や固定観念は捨てるべきという先入観。」

何を言っているんだろうと思うかもしれません。

もちろん物事の見方を狭めるようなマイナスな先入観・固定観念は考え直したいところです。

何が言いたいかというと、

自分の価値観まで捨ててしまわないように、
自分が何を大切にしていて何を捨てるべきか、知識を得た上で自分の頭でしっかり考えること
が大切だなということです。

わたし自身自己肯定感が低く、自分の考えを変えなければいけないと思い込み、いろんな人の意見を取り入れるようにしてきました。

その結果、本当に自分がしたいことが何なのか、自分の気持ちが分からなくなりました。

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写真は好きだけど、過度なレタッチは批判される対象になりやすい。
だからと言って色を入れない、変えない写真はなんだか物足りない。

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とか。

別に色を入れること、変えること自体が悪いということではないんですよね。

デジタル写真が主流になって、自分で自由に編集できるようになりました。

そんな中、
フィルム写真が主流だった人、
デジタル写真が当たり前の時代に生まれた人、
写真を仕事にしている人、
趣味で写真をやっている人、

など、世の中には様々な状況の人が混在している状態です。

SNSにおいても
仕事でSNSを利用している人、
趣味でやっている人、
何となくSNSをやっていることが当たり前だと思ってやっている人、

など様々です。

つまり、その人の環境や立場、知識量そして価値観によって見方が異なるということです。

意図していないであろう色飽和。
白飛び黒潰れ。
実際のものとは違うけどその人の感情が入った色味。
気にする人は気になる、気にしない人は気にならない。

正しい知識を付けて、その上で自分が何を大切にしたいのか、やはり自分の頭で考えて判断することが大切かなと思いました。

人伝に聞いたことだけで判断するのは少し危険かもしれませんね。

本来誰かが伝えたかったことは、拡散・同調されるごとにどんどん変形して伝わってしまうことがあります。

伝言ゲームのようですね。

そして頭に残りやすいワードだけが一人歩きしてしまいます。

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5.価値観に寄り添うこと

最終的に一番大切にしたいなと思うわたしの考え方。

価値観に寄り添うということ。

つまり、
自分や他人の価値観を否定するのではなく、欠点も理解した上で他人の価値観にも自分の価値観にも寄り添うという考え方が良いよね。

ということです。

自分の価値観が崩壊してしまうといずれ心身ともに疲弊しかねませんのでね。

苦手なこと、欠点を理解し受け入れる。

そしていろいろな価値観があると理解する。


また、様々な価値観で溢れるSNSとの距離感を考えること。

毎日どれくらいの時間SNSを開いてますでしょうか。

わたしはツイ廃だったので、スマホを開くと気づいたらTwitterアプリを開いているという状態でした。笑

毎日写真を投稿して、他の人の写真もチェックして、いいね数も気にして他の人と比較して落ち込んだり…。

なぜSNSをやっているのか、自分に必要なことは何かしっかり考える必要がありました。

もちろんSNSをやっていたからこそ知り得た情報や出会えた仲間もたくさんいます。

誰かと写真を撮りにいく機会も増えて楽しいですし、今後もSNSを通じていろんな方と関わってきたいと思います。

ただ、SNS上でいろんな人の意見を見る機会が増え過ぎると、自分の考えが分からなくなってしまう可能性もあります。

距離感を考えること、そして正しい知識は本などを読んでしっかりつけるということがやはり大切になってくるかなと思いました。


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6.まとめ

  • 想像力を持つこと(想像力は知識や経験で補える)

  • 事実と意見は分けて考える

  • 正しい知識を学ぶ

  • 先入観の取捨選択は自分の頭で考える

  • 価値観を否定せず、価値観に寄り添うこと

まとまったのかまとまっていないのか…
わたしもまだまだ知識不足ですし、一貫性のある考え方をするのはなかなか難しいです。

少しずつ、興味の範囲を広げて知識や経験を増やしていきたいなと思います。


もし同じようにSNSや写真のことで悩んでいる方がいれば、少しでも考えるきっかけになれば良いなと思い、今回noteに投稿することにしました。


写真を撮ることを趣味にしている、1人の人間の考え方。

他人の意見に放浪されないためには、好きなことからでも良いので知識、歴史を学ぶ。



…もうそろそろ頭が回らないので
とりあえず写真も撮ろう🫠📸


路地裏の住人
Hiroko.ö

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