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ポッドキャスト、始めました。――再開の挨拶に代えて

嫌がらせのように日本列島を舐めている台風10号、各地で大雨や土砂災害の警戒情報が発表されているようですが、皆さんのお住まいの地域はいかがでしょうか。くれぐれも怪我などされませんようお過ごしください。


傍らに置いた筆を再び執る

さて、ここnoteでコンスタントに文章を書かなくなってから気がつけば半年以上もの時間が流れてしまった。

雑文を書き流すことをそれなりに楽しんでいたにもかかわらず、なぜ書かなくなったのか。理由は大きくふたつある。ひとつは仕事の環境が少し変わった兼ね合いで書くための(=趣味の)時間の確保が難しくなったこと。もうひとつは書くための気持ちというか、メンタル面での一定のラインを維持できなくなったことだ。

なぜそんな(特にメンタル面の)状態になったのかは、もしかしたら時間が経ってから振り返って触れることがあるかもしれない。ないかもしれない。

そうこうしているうちにーーちょうど梅雨が明けた頃だっただろうか、「何か手を動かして作りたい」という気持ちがむくむくと頭を持ち上げ始めた。その中には「文章を書きたい」という欲求も含まれていて、このマインドの持ち上がりは自分の中で素直に向き合うべきだと思っていた。

しかし、一度傍らに置いた筆というのは再び執るために大きなエネルギーが必要なのだと気づかされた。文筆家でもないのに何を大層なことを言っているんだ……と自分でも思うけど、誰かの目に触れることを前提に文章を書くという行為は、例えそれが個人の趣味であれ、本来そんな姿勢であるべきじゃないかとも思う。

いずれにしても何かきっかけを作らないとずるずると何も書かない/書けないまま時間だけが流れていってしまう。そこで「何かしらの文章を書いて9月1日に公開する。それを皮切りにまたコンスタントに雑文を書き散らかす」と決めた。

特に関連性があるわけではないけど、この日はAsh & Co.ウチの会社の5回目の設立記念日でもある。関連性がなくとも、こういう日に引っ掛けておくと「この決めごとを守らないわけにはいかない」という気持ちになるものだ。

そこで先日、まずはリハビリ代わりにマガジン「Paris, 1994」の更新を再開した。

このマガジンはかつて自分自身が書いた日記に対して今の自分の視点でコメント編集後記を書き添えるだけなので、リハビリというかウォームアップには最適だったように思う。19歳の夏に書いたパリ留学日記も残すところ10日分そこそこといったところなので、きちんと完結させたい。

ポッドキャスト、始めました。

実は、ここで文章を書かなくなった間に新しく始めたことがある。かねてより興味を持っていたポッドキャスト番組の配信である。

自身のグラフィックデザイナー/アートディレクターとしての経験を活かして、ブランディングやデザインにまつわる話題をゆるく楽しめる情報としてお届けするラジオ的な番組、その名も「Brandr Timeブランドル・タイム」。個人の趣味というよりは、仕事を補完するためのライフワークという位置づけがしっくりくる取り組みである。

今のところ、YouTube / YouTube Musicで配信している。Appleのプラットフォームでも配信したいと考えているんだけど、ちょっとよく分からないところがあるのでいったん脇に置いている次第。五十の手習いよろしく、収録〜編集〜配信と初めてのことだらけで手探りの感は否めないが、新鮮な気持ちで楽しんでいる。

毎月3回「7のつく日」に定期更新しており、この文章の執筆時点ではまだ#006までしか公開されていないヒヨッコ番組だが、息の長いコンテンツとして時間をかけて育てていきたい。

当初はコピーライターの某氏とふたりで喋っていたのだが、某氏は個人的かつ急な事情で降板することになり、この9月からは装いも新たにお送りすることになった。この降板劇には色々と驚かされたところがあったけど、降板されたことで番組自体のクオリティは向上したので、結果的には早いタイミングで切り替えられて良かったのかな、と思っている。

番組の公式Xアカウントでも随時情報提供しているので、興味のある方はぜひフォローなどお願いいたします。


そんなこんなで、最後は番宣のような体裁になってしまったけど(笑)、それはそれとして。ここではまた雑文・雑感を書き散らかしてゆく所存です。

改めまして、どうぞよろしく。

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