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好きな仕事、好きな案件、やってみたい案件を引き寄せる方法(2)
前回、「やりたい案件はとにかく口に出す」っていう事を話しました。全然、ブログ更新してなかったけど。。。
口に出すことで、どんどん引き寄せるということができるということを書いたんですけども、今回は引き寄せたあとで、確実に案件化する方法について書いていきます。
それはですね、、、
「ポートフォリオ・実績は、何かにフォーカスさせる」です。
ポートフォリオ、または実績なんですけども、ここに圧倒的な実績があると、前回の引き寄せの法則がさらに加速します。
こんな案件やりたい〜って口に出していても、それをこなせるだけの実績・ポートフォリオがないと、説得力がないんで案件化のチャンスを逃してしまうわけですね。では、説得力のあるポートフォリオとは、どういうものか。
「強みのあるポートフォリオを作る」です。
たとえば、デザイナーを例にすると、
・ジャンルを絞ったデザイン実績(不動産、車、インフラ、銀行、アパレルなどジャンルを絞る)
・用途、売り方に絞ったデザイン実績(B2B全般、ECサイト、スペシャルサイト、セールスプロモーション全般、大規模コーポレートサイトなど)
・独自の作家性がある、デザインテイストに寄せた実績
などと言ったような感じで。
そこで、ボクの実体験についてお話しすると、
ボクは創業時の10年前、自分がやってきた実績をそのまんま掲載して営業していました。一応、クオリティチェックし、精査はしてたんですけどもw
ですが、お客さんに持っていくと、チラシのような薄利多売のようなご相談をいっぱい受けたんですね。そうはいっても、お仕事のご相談なので、ありがたいお話ではあるので、とくにお断りすることもなくお受けしていました。※チラシの仕事を批判しているわけではないです。とても立派な仕事です。
しかし、独立する前の若い頃、もともと紙のグラフィックのお仕事を8年間いやというほど経験していたことから、短い期間で消えていくようなプロジェクトではなく、もっと上流のお仕事、ブランディングから携われるお仕事や、もっと知名度のある、トップクラスの人がやるようなお仕事をしたいとずっと思っていました。
そこで、前職の社長でボクの師匠でもある(その人はめちゃ偉大な人)に相談したところ、「おまえのポートフォリオがチラシ屋に見えるから、そういう早く安くの仕事しか来ないんだよ。そういう安くやってくれるデザイナーに見えるポートフォリオなんだよ」と。「おまえのやりたい仕事を引き寄せるには、そういうのを頼めるようなポートフォリオを作らないとね」と。
そして、ポートフォリオをすぐに見直しました。
ボクは、上流のデザインのお仕事、トップクラスの人が関わるような案件をやりたくてこの世界に入ったので、ポートフォリオを、大企業、つまりナショナルクライアントのプロジェクトを掲載していこうと決めました。
最初は、そんなになかったので地道に増やしていきました。
東邦ガスさんだったかな、最初は。そこから、アムウェイ、セキスイハイム、トヨタ、レクサス、ソフトバンク、au、星野リゾート、POLA、ソニー、資生堂、ブラザー、デンソー、ジャックス、洋服の青山、ANA、東京スター銀行、新生銀行、、、と地道にいっぱい増えていきました。
ナショナルクライアント染めのポートフォリオにしたら、そういう大企業の案件ばかりやる人という見え方に変わったわけです。大規模コーポレートサイトの案件だったり、ブランディングの案件だったり、アプリの開発だったりと、どんどんやりたかったジャンルが集まるようになったわけです。
実績にかかわらず、ナショナルクライアントのお仕事は、たくさんの人が関わっていたり、プロジェクトの課題も多岐にわたり、お仕事の難易度としても高いものが多く、これがきっかけで相当鍛えられました。
まさに、師匠が教えてくれた通りになったわけです。当時、師匠とそういうポートフォリオをもって、オグリビーやワイデン&ケネディ、AKQAから相談がくるようになろうって言っていたのが懐かしい。。。まだそこ行けてないけどw
いまでは、コンセプトカーのインターフェイス開発までご相談を受けるようになったわけです。
もともとコンセプトカーの案件は、「あー、車のサイトやアプリはいっぱい作ったから、もう車のコックピットとかつくれないのかなー、そういう案件ってあるのかな?、、、」って口に出してて、その時に、ちょうど「グランツーリスモ」がUIデザイナーを募集していました。「もう、ここに直接行ったらやらしてもらえるんかな?」ってオフィスで話してたときに、むしろ、本物の車のご相談が来たわけです。
もちろん車なんか作ったこともないですし、わけわかってなかった世界なんですけども、常時アップデートしているポートフォリオを持ってご提案にいったら、プロジェクトに参加することができたんです。そこから先は一度案件化すると、車関係のお仕事も定着化していくようになりました。
そこで、車の実績に特化したポートフォリオを作ると、コンセプトカーをやる人ってなったわけです。
自分のやりたいジャンルを攻めるために、そういうのができそうな人っていう実績で固める、絞ったポートフォリオにするということを徹底したことで、やりたかったお仕事やチャンスをつかむことができました。
そんな感じで、やりたい案件、やってみたい案件を確実に引き寄せるためには、
「ポートフォリオ・実績は、何かにフォーカスさせる」
強みをフォーカスさせるのか、それとも、取っていきたい案件ジャンルにフォーカスさせるのか、
これをぜひですね、ポートフォリオはありったけ並べてて、なかなか自分のやりたい案件やジャンルのお仕事が全然来ないよーと悩んでいる方の参考になればと思いますので、やってみてください。
なにかご質問などございましたら、Twitterまで!
https://twitter.com/hirokishindo818
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