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ツクルバが新経営体制になって半年が経ったので振り返る

ツクルバが創業体制から新経営体制になり半年が経ちましたので振り返ってみます。半年で、(自分自身の出来として)まだなところはありますが、チームとしてはしっかり意図した変化と手応えを感じています。
今回敢えてnoteに書きたかった理由があります。
・社内のメンバーも増えて全員にコミュニケーションが取る機会が減った
・社内向けだけに書くよりオープンに宣言して社内外で言ってることを一致させたい(やるなら詳細補足を社内向けにやる)
・まだ見ぬ将来の優秀な仲間候補の方にもツクルバの今を知ってもらいたい
といったところです。

前回の投稿は半年前、ツクルバIRチームのnoteでの寄稿でした
ツクルバ11年目に寄せて。上場後の改革を実施し再成長へ
前後の文脈に興味ある方は、ぜひ上記記事をご覧いただければと。

では本編です。

新体制へ、変更の目的、背景について

そもそも何を変更したの?
・2021年8月に、代表取締役の異動と共に新経営体制へと移行しました

その前後のアクションも重要なので時系列で記載しておきます。(リンク先でそれぞれの詳細がわかるようになってます)

2020年
・上場直後の2020年頭からコロナ禍へ、事業運営に影響を受ける
・CBで丸井グループより7億円の資金調達
MVV及びCIのアップデート
2021年
新株発行で佐護勝紀氏・ワングローブキャピタルより10億円の資金調達
代表取締役の異動(新経営体制へ)
成長を再加速し、先行投資に踏み込む発表
社外取締役としてビジョナルCTO竹内真氏を招聘

新体制への変更の背景・目的は、端的に言うとツクルバのミッション「『場の発明』を通じて欲しい未来をつくる。」に誠実であるため。事業成長を通じて、一人でも多くの人たちが理想の暮らしを実現できる世界をつくっていくためです。
2021年のタイミングで、創業者二人が共同代表という体制からよりシンプルに事業成長のための意思決定ができる体制にしよう、となりました。

当時のプレスリリースより)
よりシンプルで迅速な意思決定を行い、さらなる企業価値の向上を目指すため、これまでの共同創業者の村上浩輝と中村真広による代表取締役二名体制から、代表取締役村上浩輝の一名体制に変更いたします。中村は代表取締役から取締役へと異動いたします。

新体制のもと、「『場の発明』を通じて欲しい未来をつくる。」というミッションの実現に向け、さらなる成長を目指して邁進いたします。

ツクルバは2011年の創業ですが、創業から4年間は小さなデザインファームでした。2015年からカウカモ事業を開始し、上場を目指す方向性に転換し、そこから4年で上場を実現することとなります。
しかし、事業規模としてはまだまだ入り口に立ったばかりの規模で、これからやるべきことは山積みでした。
私たちは本気で、事業を通じて世の中を少しでも便利に、より一人でも多くの人を幸せにするために事業運営をしています。
ミッションに向き合った時に、事業成長をもっと加速させるフェーズだと理解し、創業体制変更の意思決定に至りました。

私はたまに、長期で継続成長して世の中に価値を出していく企業活動をマラソン競技に例えます。(素人なので若干誤解してるかもですが)マラソンという競技は、競技中ずっと一位である必要はないですが、しかし先頭集団から大きく離されすぎるとその後浮上はしづらいということです。
私たちは、長期に渡り継続成長して世の中を変える主体としての先頭集団に居たいと考えており、その為にもなるべく早めに事業成長により集中する体制をつくりたいと考えました。

新経営体制半年を振り返って

事業環境に大きな変化はなく(引き続き中古住宅・リノベーションマーケットの市場は伸びていきます)、内部ではやろうとしていた権限移譲や体制変更を行い、全体としてほとんどは想定した通りでした(小さなつまづきはもちろん無数にありますが)。1Qの開示でも見えるように足元で結果が見え始めていますし、良いところは継続し、必要な改善やタイト化はさらに取り組む動きをしており、現実から目を背けずしっかりと進めている感覚です。

何か当初想定からアップデートがあったというと、色んな先輩経営者にメンタリングしてもらって見えて来た私自身のバリューの出し方です。
体制変更の記事でも書いたのですが、
・創業者としてでなく経営者として二代目のつもり就任する
と言った趣旨の記載をしています。
これは、創業者が主語になる(≒エゴが出る)のではなく、ツクルバが主語になる(ミッションに忠実に)という意図で書いていました。
もちろん今もそのつもりで事業に取り組んでいますが、捨てるべきでない(捨てる必要のない)プラスのものもあるなと思い、マインドとしてはマイナーアップデートをしています。
どんなに格好つけても、本当のプロ経営者と創業社長の私では持ってるケイパビリティの性質が違います
そこを素直に認め、シンプルに自分ならではのバリューを出す方がチームにとってプラスであるなと考えています。
具体的に言うと、11年間企業活動を続けてきた実績、言い続けてきたミッション、様々な仲間を巻き込んで創業経営者として歴史を作ってきた、という背景は他の人が今から得られない資産です。これらによって創業者として下駄を履ける活動がいくつもあります。トップマネジメントの起用や採用のクロージング、広報活動などの現場では歴史という重みを武器に話すことができたり、コーポレートアクションの際には大将として出陣できるわけです。未来志向で非連続なアクションを打ち、"できない理由"を打ち壊す力があります。この背景にある、やり続けてる、言い続けてる、と言う価値は想像以上にあります。
これらの資産を最大限に活かしつつ、私ならではの新体制CEOとして、未来志向でツクルバが主語になる(ミッションに忠実な)アクションを心掛けていきたいと思います

変わらず、ツクルバが目指すもの

私たちのミッション​「場の発明を通じてほしい未来を作る」とは、​事業の成長を通じて​世の中の一人でも多くの人を幸せに​、世の中を少しでもより便利にすることです。

現在、事業を通じてツクルバは何を売っているのか?​
近視的に見ると、住宅や不動産と呼ばれるもの、リノベサービスやオフィスソリューションでしょう。
しかしもっと意味や意義から考えると、私たちが売っているものは、​「それぞれの人が手に入れたい理想の実現」です
産業的には「不動産」「住宅」「オフィス」などの市場​に分類されるでしょう。それぞれ巨大な市場であり、その中でまだまだ我々は「始まったばかり」の存在です。
では、(そんなまだまだ規模が小さい)私たちが​社会から期待されていること、社会の中での役割はなんでしょうか。
それは、事業の圧倒的成長によって本当に世の中をアップデートすること。少しでも世の中を便利に、一人でも多くの人を幸せにすることを、実現していくことだと信じています。

現状の課題

お決まりで恐縮ですが、住宅・不動産領域と言う巨大な非合理市場における課題解決のため、優秀な仲間を求めています!
今いるメンバーのインタビューなども載ってますので、少しでもご興味あればご覧いただければ幸いです。
https://www.wantedly.com/companies/tsukuruba

追伸

(写真は、今年の年始に私がオフィスからiPhoneで撮った富士山です。特別意味はないですが、今年もやるぞと誓った気持ちを思いだしたので。)
ツクルバは2月から下期が始まります。しっかり結果を残して来期に繋げたいと思います。下期もよろしくお願いします。