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ちゃんとくらいたい。

気づいたら全然更新してなくて、すごい日数が経っていて、何をしていたってお金を稼いでいました。このご時世に、年末年始に、お金を稼ぐ手段があるという事は前向きな事と考えています。

マスクが常套化し、「化粧」をする人が減り、化粧品が売れなくなり大打撃。という話を聞いて、、それは気づかなかった、、!なるほど、、、!!と、男子の自分は、またコロナ以後の生活がどうなっていくか想像していました。

東京都心在住の自分。やはり緊急事態宣言の影響があり、飲食店の明かりが消え、暗い街並が目立ち、大体22時以降に夜食を食べていた自分は路頭に迷いました。深夜の頼り、ラーメン屋、牛丼屋も個人、チェーン問わず閉店しており、慣れたコンビニ弁当も週5で食べると選択肢がなくなってきます。それでなくても自分は大食いで、1食に弁当を3っつも4っつも買うので食費もバカになりません。自炊すればと思いつつも、その数十分を割きたいために結局手間賃としてコンビニに行ってしまいます。

今のコンビニは周知の通り優秀で、ちゃんと美味しいのですが、やはり「うまみ」はなくて、腹一杯でも気持ちの満足が得られなかったりします。かと言って、飲食店に長く勤めていた自分は自分で、己が作れる味が想像できてしまって自分で作っても満足できなくなってしまっています。

思えば自分は外食を楽しんで育ちました。母が作るカレーや味噌汁、カツ丼、朝に食べるスクランブルエッグ。家の中で生まれる食事も大好きでしたが、「今日はめん丸のラーメンにしよう」「今日は長寿のカニ肉豆腐を食べよう」「今日は原町に行くから、ちょっと母さん(店名)のお好み焼きを食べよう」と、買い物ついで、用事ついでに家族で外食することを楽しんでいたし、楽しみにしていました。

中山家は旅行も好きでした。海外に行くお金はないけど国内も素敵なところ、知ってほしいところがあると色んなところに連れてってもらいました。ですが必ずグルメが伴って、TVチャンピオンで北海道の初代というラーメン屋さんを見た母は「ここ食べに行きたい!」とラーメン目的で家族旅行したりもしました。(他にラーメン屋さんに2軒行きました。クラーク博士も見たけどラーメンの思い出の方が強いです。)

そう思うと自分は偏食家です。好き嫌いも多いし、タイミングによって食べれるもの、食べれないものの差も激しいです。でもそれも親の教えで、母は「美味しくないものを無理して食べなくていい、余計に嫌いになっちゃう」父も「美味しくないと感じるくらいなら残していい」と、「美味しいものを完食する」という精神を教えてくれました。(父は大柄で、好き嫌いがなく無限に食べれるけど常に腹八分で済ませます)そんな教えで「美味しいものを選ぶ。食べる。」精神で過ごした自分は、好き嫌いが多かったものの、10代の時に精査していた食材も環境の変化とともに美味しいと感じるようになれば、好きになっていきました。

時間も経ち、自分で生活するようになって、やはり「食」が占める要素は大きくて、美食家だグルメだ料理人だとは思ってもないですが、誰でも画家だ歌手だ役者だなんだって言える今の時代は、うまい食事で商売を始める事も多くあって、専門職でありながら自由に考えていいという価値観は、「食文化」というだけあって、時代、時事、地域に根ざしていると思います。

言い方が物々しいけど、そんな専門職の方の「作品」に触れるように、自分は外食し、腹を満たします。自分の気持ちが充足したら、ごちそうさまでした!ありがとうございます!また来ます!ってなります。そんな場所で、仲間と飲み交わすことも一つのイベントの共有として、相乗効果で楽しめることだと自分は思っています。

そんな作品、環境を提供する商売として皆戦っています。

なのに今回の宣言もそんな方々をないがしろにしていると感じます。文を打ちながら怒りと虚しさがこみ上げてきました。

政治家達は会食しているとニュースを見て、は?となりました。ランチも控えてくださいとニュースを見て、は?となりました。今回の補償の内容を見て、は?となりました。機材や食材、生産者、取引先に補償は?矛盾と付け焼き刃の取り繕いがひど過ぎて唖然です。

政治家さんって税金をポケットマネーだと思ってるんですかね。政治家にマネージャーや経営者の価値観の人いないのかな。こんな苦境の中で需要と供給考えて店繋いでるオーナーさんの方がよっぽど手腕あると感じてしまう。医療だって病院は税金と経営と運営をもろに受けるし、身削ってやってるのになんで意見が届かないんだろう。

政治と国民の距離は未だ遠いんですね。このまま「食文化」が変化して、料理への価値観、味への考え方、食を通じた人との接し方も変わって、生活が変わっていくと、一見関わりない文化、事業も変わっていくんだろうな。東京の景色、日本の景色が変わっていく。

あれ、グチっぽくて憂いな文になってしまいました。それだけダメージを食らってて、ちゃんと喰らえてないってことです。たまにはこんな文もあります。そんな食生活で過ごしながら、自分はまた絵を描きます。

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