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2024ドラフト会議

今年もドラフトが終わりました、とのことで
総括とかはしないですよ笑


元プロYouTuberさん達とは違うので。


その時々の“現象”として
感じたことをまとめてみました。

それでは


独立リーグ出身の選手

これは昨年あたりから、
かなり大きく言われていますが
指名が多いですよね。

それも支配下の上位で指名される
ケースが目立ちます。


一昔前だと

“育成で一芸に秀でた若い選手を”

という感じが多かったですが
近年は、即戦力的な22〜24くらいの選手も
指名されていて、変化を感じます。


この要因は、
以前にもお話したかもしれませんが
①独立リーグの方が打席数、登板数が他のアマチュア(社会人、大学、高校)に比べて圧倒的に多い(npbと遜色ない)ので、statsを評価しやすい。

②独立リーグだと最短一年でプロ入りできるので、『何がなんでもプロに行きたい』という選手が大学を経由せずに高卒で独立入り→『19.20でプロ行くぞ』というケースが増えている。
→これに派生して、高卒、大卒のレベルの高い選手が独立を選択するケースが増えている。


10年前は
特に大卒は『社会人から声がかからなかったけど、プロを諦められないから独立にいく』というのが一般論だった。

でも今は社会人野球に進めるレベルの選手が
独立を選択する時代に突入している。


それは全体のレベルも上がるでしょう。
それが近年の数字に表れているのでは
ないでしょうか。


順位縛りってやつ

これなんですよね。
有力選手の指名漏れとか言われてますが、
だいたいこの順位縛りが影響している
パターンが多い。


ざっくり説明すると

あらかじめ選手から球団に対して
◯位以下の指名なら、大学or社会人に進むので
それより上の指名でお願いします。

みたいな約束。


まぁずっと昔からあったことでは
あるんですけど、


社会人企業チームの減少や
独立リーグの創設〜今日までのレベルアップ
選手のMLB思考の上昇などの
近年の状況を考えると、

この“順位縛り”ってやつを
やる意味、問題について色々考えなければ
ならないと思いますね。



本人が
『低い順位ってことは評価も低いので、
上でレベルアップして上位でいきます。』

ってパターンと

『指名待ちしてくれている先のチームからの”指定”がある。』
パターン。



どちらも仕方ないっちゃ仕方ないのだよね。
2番目に至っては
来ないかもしれない人に
大学なら“推薦枠”
社会人な“採用枠”を空けて待っているということだからね。

向こうもたまったもんではないのは確か。


変わった経歴の選手が指名

これは今年おもしろいポイントの一つだと思って見てました。

個人名は調べてもらえばすぐわかるので
調べてほしいのですが、

名門大学野球部を辞めて、
在学しながら独立経由で指名された選手

名門企業チームを辞めて、
これまた独立経由で指名された選手


これはおもしろい、と。


取る側も取れる時代になったこと。
送る側も送れる時代になったこと。
(円満かどうかはわからないが)

しがらみがとんでもなく多い
アマチュア野球界で、
こんな移籍をして
ドラフト指名されるなんて。


良く言えば、
選手が主体で考えて良いよ、
ってアメリカ的な発想で今度チーム選びを
できるようになるかもしれないですね。



プロに行くためには
このチームじゃない、
この監督じゃない。
ってのをはっきり言っても
後ろめたくない世界線
ということ。


サッカーなどでは
当たり前の話なんですが、
野球はね。特に日本の野球界は
そんなもの通用しないのが関の山でした。


でもこれで
増えてくればおもしろいかも、ですね。


まぁ限度がありますがね。
社会性、義理、人情、恩義
前面に出し過ぎるのは
好きではないですが、
最近そのようなものが欠如し過ぎている
20代前半の選手が目に付くので苦言です。


乱用しないように。


線引きをできる人に相談しましょう。

だから本来こういったものを
円滑に進めるのがエージェントの仕事
なんだと思うよ。


ちゃんとチームと選手のパーソナリティを
理解した上でサポートしてあげるのが
一番大事なところ。


この辺が出来てないエージェントも
多く見かけるので、そちらも苦言😇




ということでごちゃごちゃ言ってきました。
まだいくつか派生する議題があるので、
それはまた次回以降のお楽しみということで。



Hiroki Iijima

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