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大谷ハラスメントというものがあるらしい

巷では”大谷ハラスメント”?

なんだよそれ?
って思ったけど、日本在住の友人に言われたのだ。


毎日毎日、ニュースで『大谷、大谷』となっていて
『もういいよ』ってなる現象のことらしい。




でもイチローさんがマリナーズのときも、
こんな感じじゃなかったっけ?


まあ、でも今の日本人にとっての拠り所が
大谷翔平くんなのらしい。

まあ、そうか、と。

偏る報道問題

でもアメリカで働いたらわかるけど、
翔平くんがヤバいってそんなになってないことね。


おそらく半分ジェラシー入っていると思うんだけど(笑)


報道もそんなに、って感じ。


やっぱり日本人だから、
日本人選手を大げさに報道するじゃんね。


アメリカ人に『現役最高の選手は誰?』
って聞いてもOtaniの名前が出てくるのだいたい5.6番目だから。


認めてない、というか
なんというか。


何なら、イチローさんだってそう。

誰もが日本人選手最高と認めるあのイチローさんだって、
アメリカでは、ああICHIROね。
くらいの感覚。



これはね、全然肌感違う。



当たり前が違う

日本人は野球が好きだし、日本のスポーツは野球を中心に回ってきた歴史があるから、日本人の心をつかみやすい→メディアは野球を利用する。
という構図があるのは基本線として理解しなければならない。


以前、ヨーロッパで活躍するレーサーが
『こっちでは俺の方が大谷翔平より有名だ』
って発言をして、日本人界隈でプチ炎上していたが、これなんかが良い例だろう。




ヨーロッパではレーサーやサッカー選手が最も稼げるスポーツだし、
野球って何?ってなるのは当たり前。


それを日本人の価値観で『何言ってんだ?』
みたいにいうのは世界を知らなすぎるし、
哀れなので止めた方が良い。



そんな個人的な思想で話して良いなら
僕はスポーツ自体の『おもしろさ』という面では
野球よりサッカーの方が好きだから、
サッカーの報道をもっとしてほしいし、
ヨーロッパで活躍するサッカー選手がもっと賞賛されて良いと思っている。



その辺がスポーツにおける地域差の特徴だろう。



翔平君を祭り上げることで見えてきたこと

哲学的な観点から

この話題で一番考えたことがある。
今もずっと考えていることで、
まだ一定の答えが出ないので皆さんの意見を聞きたい。


それは

”NPBのスーパースター”と呼ばれた人たちが
こぞって『大谷はヤバい』、『バケモノ』だという発言をしていること。


その人たちは今まで『バケモノだ』と
”言われる側”だった。
それが“言う側”になった瞬間、
その人への興味が一瞬にして無くなった自分がいた。



想像もつかない思考回路で、想像もつかない結果を残してきたから
『自分とは違う何か』を感じ、興味を持っていたが

『なんだよ、この人も普通の人と一緒か。』
と思った瞬間、冷めた。


まぁだからこそ、
スーパースターは世界に1人
みたいに言われるのかもしれないが。


思想がはっきりしているかどうか

これでわかったことは、その人たちは思想的に優れていたのではなく、
身体的な強さと、勝負所での強さ、一瞬の集中力が優位であっただけ、
というところ。


イコール、『スーパー運動のできる凡人』
みたいなことだ。


なんだ、と。

となると、今後その人の話に耳を傾けよう、とか
人生のバイブルに、
ってことは絶対におこらないし、
迷ったときの指針にするのは危険だな、
という結論に至った。


見下したような言葉しか使えなくて申し訳ないが、僕のモヤモヤを言語化するとこうなる。


もちろん、野球の技術論やグランド上での話は
これには該当しないので、今後も参考にさせてもらいたいが。


僕にとって、
プレーしていない元スポーツ選手や指導者の
どこに魅力を感じてリスペクトに値するかを判断する基準が、


『思想』や『思考力』にあって、
過去の実績や功績には全く興味がないので
このような考えになる。


同時に、スポーツ選手だめだよね
って感じる一番の原因がここにあると思っていて、それをより良いものにしたいと思って今活動しているところだ。


落合さん、イチローさん、ダルビッシュさん


だが、実際に何人かいる。
翔平くんへ賛辞を送りながら、
リスペクトも欠かさず、
でも”見上げた感”を一切出さない人。


全ての映像をチェックしたわけではないが、
少なくともこの3名は
そのスタンスがはっきりしているので
一目置いている。




たしかに思想は尖ってるとか、偏っている、
と言われる人たちだ。





日本の未来のために

問題はここからだ。

なんだかんだ言ってきたが
大谷翔平くんが嫌いなわけでもなんでもない。


何なら高校生3年生の頃のオープン戦で
当時1年生だった大谷翔平選手と対戦し、
どん詰まりのライト前ヒットを
打ったことをネタに
いくつか仕事に繋がった過去もあるから
MLBで大活躍してくれて感謝さえしている。



冗談はさておき、



HR王
年間MVP複数回
40・40を通り越して50・50
今季は2冠王(HR、打点)獲得確実
などなど


これらを”アメリカ”のリーグで
”アジア人”がやることに、
素晴らしく意味があると思う。



そして今となっては、
野球少年に夢を与えていること

ではなく”基準”となってくれることが
一番の功績ではないのかな、と。




イチローさんがシーズン最多安打記録を塗り替えたときも、
『スゴイけど、アメリカではヒットより、HRだから』と言われた。

そんな中、HRのタイトルを複数回取った。



となると次は何?
って思うが、この記録が基準となる。



日本の野球少年にはいつも

『大谷翔平選手は確かにすごいけど、君らは彼を超えるんだよ』

よ伝えている。



日本人が世界の頂点に立てる

という可能性を示してくれているのが一番の功績で感謝しなければなないことではないだろうか。


たまたま野球であっただけで、
実は何でも良い。


大谷選手を目指して努力し、
彼を越えていく選手が出てくることを
彼自身が一番喜んでくれるのではないだろうか。

イチローさんに憧れてバットを振り続けた
幼い大谷選手のような、ね。




Hiroki Iijima



































































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