見出し画像

「負けないチーム」作り


負けないチーム

負けない ≒ 柔軟

立ち相撲をイメージ

立ち相撲では、ガチガチに体を固めてその場から動かないようにしても、簡単によろけさせられてしまう。
相手を力一杯倒そうとしても、タイミングが悪いと簡単に受け流され、自らの体制が崩される。 

一方柔軟性を持つと
あらゆる方向からの力を吸収することができれる。
力を受けても、体制が崩れにくい。
体制が崩れなければ負けることはない。

攻撃に転じる際も、強さや力任せの攻撃をせず、相手の力を利用したり、相手の想像しない角度から力を加えるだけで、勝てる事もある。

負けないチーム作り


負けないチームを作るためには、「自らの役割」「自らの最低限の行動」「自らがやるべきこと」を正しく理解し、実行できる必要がある。そのために、日々の生活、練習、チームメイトとのコミュニケーション、指導者と選手間のコミュニケーションがある。
少ないチャンスでも、小さなほころび、小さな穴を見つけて次の手を繰り出すと相手の強さに関わらず、勝利することもある。チーム全員がスーパープレーヤーになるのではなく、全員が自分のできる「最低限の仕事」を常に実行に移せるチームを目指そう!!

自分達を知る

自分達の実力、得意な事、苦手なこと、選手の特徴・・・
ありとあらゆる角度から分析し、理解してみる。

理想と最低限のシナリオを考える

自分ができる理想と最低限を考える。
また、ケースごとの「最低限」で共通認識を持つ。

例)1アウト2塁
バッター(理想) センター前で1点
バッター(最低限)セカンドゴロで2アウト3塁

ピッチャー(理想) 三振で2アウト2塁
ピッチャー(最低限)内野ゴロ、外野フライで2アウト3塁

最低限の仕事ができる準備をする※重要

最低限を理解したとして、「出来るかわからない」では、どうしようもない。

最低限を理解できたら、繰り返し練習しよう。
チーム全体の練習メニューに取り入れるのも良い。


(参考)東都2部で優勝したシーズン

最低限の重要性を理解したシーズンだった。
バッターは
①1アウト2塁を多く作る
②2アウト3塁にする
バッテリーは
①ストライク先行
②四球を与えない

このことだけしか考えていなかった。

そのために何ができるか?を練習でも全員が取り組めた結果だと思っている。
・バントは100%決める
・進塁打はいつでも打てるようにする
・ストライク率を高める

これを全員が共通認識して実践できた。

当時の内田監督が自分達の代に発した言葉で印象に残っていることがある。
「この代は、ランナー二塁でセカンドゴロ打った選手に対して、点でも入ったか?と言うくらい褒めて盛り上がる。でもそれが試合の重要な場面で、相手のミスや、スクイズも絡めて面白いほど得点に繋がったんだ。」

開幕の東洋大学戦から8勝3敗のシーズンで、試合の流れを分けたのは「犠牲フライ」「スクイズ」「パスボール」による得点だったことを今でも覚えている。

引用
http://www.tohto-bbl.com/gameinfo/schedule.php?YEAR=2013&SEASONID=01&LEAGUEID=02


スター選手が揃っても負けることはある

そもそも1チームに世代を代表するような選手が沢山集まることは非常に稀なケースですよね。
ある程度の選手たちが団結して、束になって相手に挑む。
これも一つ野球をやっている醍醐味であり、とても充実感を覚える瞬間です。

大前提 個を高める努力

もちろん、個を高め、トッププレーヤーになる為の努力は必ずやるべきです。
個が高まれば、チームの戦闘力はあがる。
全選手が個を高める事は言わずもがなですが、常に意識しましょう。

個を高め、チーム力を高める


同時にチームを高める意識を大切にしましょう。
個の力 1 人数 10
1✕10≒100

とするならば

個の力 2 人数 10
2✕10≒200

こちらの方がいいに決まっている。

更に感覚的な話になるけど、野球には個✕人数の「✕」の部分にもさらに掛け算がある気がする。

すなわち、チームの力はこの個と人数をどう掛け合わせるか??

が大切だと考える。

明確に文字として伝えられるようになったらまた伝えさせていただきます。
(勉強中です。。)


この記事が参加している募集

#野球が好き

11,139件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?