見出し画像

そうだ、マーケットを無視してみよう!! テレビからインターネットへ、1位より異なる特異性が重要だと気づいた事。

今から約15年ほど前のお話です。

当時、沖縄の観光は、
団体から個人への旅行が徐々に進み始めた時期でした。

私は、琉球銀行から沖縄フルーツランドへ移ってきたばかり、
売上を伸ばす為、マーケットの調査を始めます。

集めたデータを元に、色々な事を試してみました。

結果は・・・

何も、当たりません。

マーケットを分析し、それに対応した商品で
売上を伸ばしいくという一般的な方法でしたが、失敗ばかりです。

ある日、
ふと、考えてみました。

「マーケットってなんだろう?」

思い返してみると、
私達が小さい頃は「ザ・ベスト10」がございました。

週に一度、歌謡曲の人気ランキング番組です。
順位ごとに歌手が登場します。
私の頃の1位・2位は、チェッカーズや中森明菜でした。

さて、現在、
1位・2位のランキングって・・・、
インターネットを開くとたくさんあります。

個人から企業が集計したものまで・・・。

つまり、私達が小さい頃のマーケット情報は、
ザ・ベスト10などを放送していた「テレビ」でした。

しかし、インターネットをはじめ様々なメディアが多様化した現在、
1位は「無数」に存在するものとなり、
その価値はどんどん変化している事に気づきました。

思い切って、考え方を変えてみました。

マーケットは無視、無いと仮定しよう!!

その変わり

マーケットを創ってみよう

よくよく考えてみると、
弊社が製造業や卸業や金融業であれば、
マーケットやターゲット分析をし、商品を変化させていきますが、
私達は「観光施設」です。
お客様にご来店頂かなくてはなりません。
だから、ここにしか無い場所にするしかなかったのです。

それからは、霧が晴れたように見え方が変わってきました。

インターネットが広がった世界では、1位をとる事より、
他と異なる「特異性」を重要視する事。

さて、その思いから、
フルーツが年中実らないなどの弱点を素材とした
施設体験型絵本「トロピカル王国物語」やリエッタ中山が生まれてきました。

最後に、
マーケットを全く無視しているわけではありません。
ただ、少しだけ使い方を主体から側面的に変えているだけです。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?