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講演会で一番勉強している人って誰?創る事と過去編の大切さに気付いた事。

本日は、約15年前、現在の沖縄フルーツランドに就いた頃のお話です。

 当時、日々の仕事の合間に講演会やセミナー等に参加しておりました。
講師の方々のお話は、勉強になるものばかりでした。

さて、講演会の翌日・・・、
モチベーションは高まり、新たな気持ちで仕事へ入ります。

1日目、講演会で思った事を実践しようと日中業務を頑張ります。

2日目、日中業務の中、その思いは後回しになっていきます。

3日目、ふと・・・ある変化に気づきます。

セミナーや講演会を受ける前、
つまり「元の自分」に戻ってるのです。

1日目の気持ちはどこに・・・?
自分の弱さなのか・・・?

冷静になって考えてみると、ある疑問が出てきました。

「あの会場で一番勉強になっている人は誰だろう?」
(自分ではない事はわかっています・・・)

会場を全体的に見渡した時、ある場所に目がいきました。

その場所は、「演壇」でした。

「一番勉強になっているのは・・・
聞いている方ではなく、
セミナーや講演会に立って話をしている講師の方だ。」

たくさんの人の前で長時間のお話しは、大変な事です。
話の内容や進め方、質問に答えたり等、
大きな経験(勉強)になるはずです。

では、どうしたらあの場に立てるのか?

話の内容を思い返してみると、共通点がありました。

印象に残った講師の方々が話していた内容は、
他人の話や他から得た情報ではなく、
自分自身の事、
つまり、「過去の経験談」を話していたのです。

それが強烈であれば強烈なほど胸を打たれます。

(変な書き方ですが・・・)
講演会やセミナーで一番勉強する為には、
(演壇に立つには)

独自の経験を積み重ね、
過去編のストーリとして話ができるようになれば良いと思いました。

それから、私自身が大きく変わりました。
会社内の問題解決をはじめ、計画するもの、創るもの等々、
(人に任せるのではなく)
私自身がチームの一員として動き続けました。

その後、不思議な事に、
やるべき事が立て続けに目の前に現れます。

自分達(会社)は、いったい何者だろうという?
安里家の歴史を調べると、360年前の歴史に辿り着き、
2011年「ASATOYA」ブランドの誕生にたどり着きます。

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同時期に、サーターアンダギーの歴史からは「笑う」という意味を見つけ、
10の物語と共に商品化し、それを伝えるお祭りを開催しました。
それが後々、人助けにつながります。

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フルーツがないという弱点からは、
思い切ってマーケットを無視し、「創り出す」という考え方に変えたところ、
「調和」というテーマにたどり着き、
2013年、絵本の世界「トロピカル王国物語」というテーマパーク  を一新する仕組みが生まれました。

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名護市に宿泊施設が少ないという弱点、
「勝負しなくてもよい方法」はないかとの思いから、
2018年、コンドミニアムホテル名護リゾート「リエッタ中山」が生まれました。

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そして、2021年9月現在、「街づくり計画」が進んでおります。

たくさん皆様の協力を得ながら、様々な問題解決を行ってきました。
いつの頃からか、その経験が「創る」という発想に集約していきます。

また「創る」を重ねていくと、
「過去の経験談」という形で、お客様にお話できるようになってきました。

それと共にある変化が訪れます。

学校や企業やセミナーからの「講演依頼」でした。

実際にお話しさせていただく場に立つと、
内容の組み立て方だったり、質問への回答だったり等、
大変勉強になります。

これらの事から、
私が大切にしているキーワードが
「創る事」と「過去編」です。

全ての事象には、過去の経験があります。
それらをストーリー化、
つまり過去編にすると、大きな力になります。

過去編のストーリは、
強烈であればあるほど敵味方関係なくファンに繋がります。

そして、それに紐付けされた現在は、
「否定されにくい」という特殊効果が発生します。

これからも、
成功体験も失敗体験も過去編のストーリとして
積み重ねていきたいと思います。


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