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例の告発noteに振り回されるホロライブリスナーの行く末【無料で読めます】

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〜11月14日 13:30

今まで色んなトピックを題材にして記事を書いてきましたが、じつは私のnoteでアクセス数が一番多いのは「ホロライブReGLOSS」についての感想記事なんですよね。

他に書く人がいなかったからなのか、なぜか今でもジワジワのびています。どこからかリンクされているのかもしれません。

ひょっとしたらスタッフも観てるのか…(ーー;)💧

そんな中、こんなマシュマロが。

後半言わせたいんだろうな(ーー;)

じつは最近は忙しくて熱心にホロライブを追えてません。


ですのでこのマシュマロの回答については、データ分析を基にした考察というより、第一印象など主観的な感想をベースにした今後の動向についての予測になります。


前提となる情報をごっそりそぎ落としているので、的外れな事を言っているかもしれませんが、ご了承下さい<(_ _)>


1.今後の推し活スタイル

これはVtuberに限りませんが、今後は推し活の楽しみ方が「応援型」からちょっと進化して「自己投影型」へと昇華されるのではと予想しています。


自己投影型とは、同接や推しの実績などで「自分の推しが頑張ってるから、支えている自分はもっと偉い」という、推しの力で「虎の威を狩る狐」のような、ある種の「自己肯定にむけた推し方」に変わっていくのでは、と考えています。



これは「推し活疲れ」の反動からくる現象です。

にじホロ的に言えばファンのアンスレ化とでもいいましょうか。

「アンスレ化」というとリスナーの民度の問題と思われがちですが、娯楽コンテンツに対するファンの目線が、積極的なチーム一体型の「アイドルの応援路線」から、やや消極的でシニカルな「自己投影路線」へと変化していく流れであるともいえます。


応援に熱が入ればどの分野でもこのような現象は必然的に起こりえますが、最近の大手Vに限って言えば、コラボやタイアップの力を借りて「一般化」(という名の均質化)を目指した結果、比較されないものを敢えて比較できてしまう環境にしてしまったのは、上場化に伴うデメリットといえるかもしれません。

Vtuberのトレンドはアニメの後追い

この視聴者の嗜好の変化についての予測は「Vtuberのトレンドはアニメのトレンドの早回しである」という自説に基づくものです。

アニメの声優がアイドル化して表に出てきたのと同様、Vtuber業界では超美麗Vが普通となり、やがて町おこしのために行政とコラボ、ソシャゲやカード化、あるいはパチスロやギャンブルとコラボ…というトレンドが続いています。

したがって「異世界なろう系」がアニメ業界で軒並み席巻したように、Vtuberの消費者マインドも、アニメの歴史に沿って変化すると考えるのが自然でしょう。

この流れからVtuberのトレンドも、か弱い推しの成長を応援する、という没入型ファンも維持しつつも、一方で(売り上げなどが)強い推しの姿でマウントを取って悦に浸る、というクオリティ重視の視聴者をいかに内容で説得させられるかが視聴基準となると考えられます。



もちろん変わらず熱心に支えてくれるファンもいるでしょうが、あまりお金も掛からないし、コミュニティに帰属意識をもつだけで自尊心も保てるので、この「後乗りで勝ったヤツをアクセサリーにする」というアンスレ化した視聴者はますます増える傾向になるのではと思います。


後者のライト層はコンテンツに対して、格好付けて一見すると淡泊であるようにみせますが、その実内面は強い執着に囚われていることが多く、お気持ちやコミュニティの意見に晒されるなどはもってのほかで、緊張や環境の変化によるストレスを嫌います。



書いていてホストに主導権を取りたがる姫みたいだな…とも思いましたが、表面化する部分が異なるだけで、実は配信者との関係と共通している部分があるのかもしれません。


アンスレ化は一見ネガティブにも思えますが、それだけファン層が多様化して市場規模が大きく拡がったのだとも捉えられますので、この層が拡がることは業界にとってかなりポジティブな傾向だと思っています。

2.目標達成したリグロスは成功したか?

YouTuberとしては大成功中の大成功と評価していいんじゃないでしょうか。

特にらでんはこれまでの路線とは一線画したスタイルで知名度を上げましたし、今までのホロメンにない人脈から今後の展開も期待できそうです。

リスクを取って従来のアイドル路線とあえて距離を取ることで、新規のファンを獲ることに成功したのだと思います。


ただ、他のメンバーをみるにリグロスが「ホロライブとして」大成功したかといえば、もっと伸び代があるんじゃないか、というのが3Dライブ配信などを観た率直な感想としてあるようです。

別班隊として活動している”らしい”ので運営の都合は良く分かりませんが、期待しているホロリスナーのハードルを越えるのは容易ではありません。

先輩ホロメンとの人気格差が開いていく一方なので、比較されてもどかしい思いをしているメンバーもいるのかもしれませんが、そもそも衣装を付け替えるだけで何十万もする業界です。

「グロッサー」やら「ウィーアーリグロス」とは…(ーー;)

リスナー側もホロメンとかデバイスとかに囚われず、たま~に歌やダンスで配信を賑やかしてくれる、可愛らしいフタ絵を付けた一人のYouTuberとしてまったり観た方がいいと思います。

3.例の告発noteについて

真偽はともかく箱内の大型企画のたびに何かしらギスっている気がします。

多くの場合、揶揄される対象である「閉鎖的なコミュニティ」は、これまでホロライブにとってプラスに働いていました。

しかしホロメンが外部と行動するにつれて、外部のコミュニティから入ってきた「ゲーム主体の新規ファン」と従来からの「アイドル応援型の古参ファン」との間で溝が生まれてしまったことが、このような噂が拡がりやすくなった原因なのかもしれません。


それだけでなく、ポップで可愛らしいイラストとRPがドロドロした人間関係を糊塗するようにみえたのも一因だと思います。


「こんな可愛らしいアニメキャラがそんな邪悪なことするわけないだろ!」

そう思いたいファン心理と

「いや人間だし、生主ならそれくらい平気でやってもおかしくないだろ」

という外部の常識とがギャップとなって

ファンとアンチの観察者の立場によって、どちらでも都合良く解釈できうる「Vtuberのパラドックス」が生まれています。

いわば「シュレディンガーのみけねこ」とでも名付けましょうか。

ガワに隠れた中の姿は観測者の立場によって、光にも闇にも見えるのです。

リスナーがどうしようもないことを騒いでも、どうしようもない

ただ派閥争いが事実だとしても、何も分からない現時点で一介のリスナーがいくら騒いだところでどうしようもありません。

そもそもホロメンは、カバーと契約書によって、IPを貸し出された配信事業を手がける一介の個人事業主にすぎません。

全面的に運営の擁護をするわけではありませんが、実際にデビュー時期によって契約内容も大分違うようですし、優遇云々の記事内容は、待遇の比較によるものが根拠となっていますが、それも「契約内容が違うから」と遇われたらそれまでです。

それをファンが無理に「みんながてぇてぇ」と、アニメキャラのような振る舞いを中の人までゴリ押しさせるのはエゴでしかありません。

もっとも、可愛らしいガワを被った偽りの関係性で莫大な財を築いてきた結果なので、自業自得だともいえばそれまでですが…

とくに最近、ゲームメインのストリーマー界隈から入ってきた新規リスナーは「内部の関係性」「身内ネタ」にはさほど興味がありません。

新規のリスナーが関心を示すのは、与えられたコンテンツが自分にとって「心地がいいか否か」だけです。

どちらに寄せるかは当事者次第ですが、古参と新規でそのあたりの温度差があるなとは思っています。

従来の仲良し路線を応援している方にとって、推しがアフィリエイトのネタになったり、外から冷めた目で見られるのは残念かとは思いますが、運営もタレントも負担の掛からない方針を望んでいるように思えるので、本人が望まない仲良しグループ路線からの脱却は致し方のないことと思えます。

そのあたりも理解して、リスナー側もホロメンに理想を押しつけることなく、大人になる必要があるのかもしれません。


マシュマロの答えになっていないかもしれませんが、それだけ規模が大きくなったとプラスに捉えるくらいでいいと思います。


株主の視線は

一方で、あのnoteは従業員向けに残したメッセージにようにも感じられるので、ファンと内部とで温度差があるのが気になるところではあります。

カバーは上場しているので、経営に関する透明性に関わる話となりますと、この疑惑に対する捉え方も少し変わります。

株主総会はガワを被ってRPで可愛らしくごまかすわけにはいきませんし、グローバルな展開をしていますので、それこそ韓国アイドルやジャニーズのような結末を迎えるかもしれません。


メタバース事業で市場に革新的な発展があればまだまだ望みはありますが、利益率の高いオフィシャルカードが値崩れし始めると、いよいよ赤信号だな…と個人的に思っています。


踏み込んだ私見については有料部分で述べてますので、気になる方はご支援お願いします。

おまけ

「私のアリカ」というマンガ。

一見すれば「推しの子」に似ていますが、欠けたメンバーの行方を追うグループアイドルの葛藤を上手く描写しています。

最近のホロライブに引っかかる人にぜひオススメしたい一作品です。

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