天体観測-BUMP OF CHICKEN 本当の意味。二分後にきた君の正体とは?
音楽は、人々に力をくれる。
読んでくれている方にも大切にされている音楽があると思う。
私にも好きな音楽があって好きなアーティストがいる。
そう、”BUMP OF CHICKEN”だ。。。
いやぁ〜、かっこいいですよね。
Bump。
そう思いません?思いますよね。(圧)
どうも、こんにちは。こんばんは。
hirohisaです。
今回ライブ参戦をちゃっかり決め込んでいる私ですが、ちょっと長年考えていることがあって一旦ここいらを区切りとして、ライブ参戦前にまとめようかと思います!
とはいっても、歌詞や音の解釈は人それぞれだということは十分理解していまして、もちろん自分の考えや経験から形成されていくものでもあると思うので、ひとりひとりの解釈は大切にしつつ進めていければと思いますのであしからず。逆にそんなモノに興味がなければ、ここでそっっっ閉じでお願いいたします!
ということで、天体観測!
見ていきましょう。
みなさん、流石に知ってますよね?
カラオケでもよく歌われると思いますし。だけど歌詞間違えて歌ってません??ちなみに狩野英孝も間違えて歌ってました。
まぁ、わかります。言い訳だと思いますが受け入れましょう。なんせこの歌詞、結構ややこしいと思うので。
男女が甘酸っぱい青春の中で星を眺めるラブソングでしょ?な〜んて思ってる人も少なくないと思います。そう思うことも否定はしません。否定はしませんがぁ。そんなことを言ってるようでは、この歌の入り口にも立てていないですね、ふっ。とあしらいたくはなります。
さて、一つずつ紐解いていきましょう。まずは、軽く曲を思い出してみますか。曲自体は単純な構成できれいです。
この曲には3人の登場人物がいるんですね。
① 過去の僕
② 二分後にきた君
③ 今の僕
全て主人公”僕”目線で物語が進んでいくように見えるんですが、
実は2番の歌詞の視点、実はこの曲を解釈をするのに重要です。
まず手始めに視点を ② 二分後にきた君 と読み替えてほしいんです。
1番の歌詞で「大袈裟な荷物背負ってきた。」と歌っていて
2番で僕は「幸せの定義とか悲しみの置き場とか」を探している。
ちょっとリンクしてませんか?
これだけの説明だとやや強引なのですが、
ここでは”二分後にきた君 = 僕 ”と解釈して進みます。
これを考える裏付ける理由の一つとして、整理しておきたいフレーズがあります。歌詞冒頭の『午前二時 フミキリ』です。
待ち合わせの場所?二人の思い出の場所?と考察される方もいらっしゃるんですが、僕の解釈では『丑三つ時、あっちの世とこっちの世の境目』という意味で解釈します。とは言っても妖怪や化け物がでるとかそういう類のものまではいかないです。けど僕はこっちから来て、君はあっちからくる。という風に解釈すると”二分後にきた君(僕の亡霊) ”のような考え方ができます。ちょっとホラー味がありますけどね。
さぁ、ちょっと面白くなってきてませんか?
ここら辺までは、どこかで誰かが言っていたような気もしていますので
ここでやっと入り口あたりでしょうかね。
さて次に”二分後にきた君 = 僕 ”と解釈として、
1番と2番の歌詞を比較してみます。
まずは、1番です。
少し解釈を加えますね。
1番の僕視点では、雨は降らない予報=”先行きが明るい”です。
僕からみた君は、”深い闇に飲まれないように精一杯だった”ように見えています。見えないものを見ようとして望遠鏡を覗き込んだ結果、いろんな声が生まれたよ=”わぁ”とか”あぁ”とか感嘆の声。発見ですね。僕と君とは一緒で”君と二人”でほうき星を追いかけてい”た”
1番の歌詞はやや明るい雰囲気です。
そして2番です。
「幸せの定義とか悲しみの置き場とか」を生まれてから死ぬまでずっと探している。(1番僕からしたら「大げさな荷物」とか言われましても、当人からしたらすんごいしんどいんですけど。)「さぁ」始めようか天体観測。重い腰を上げて天体観測を始めます。今まで見つけたものは全部覚えている。( 見えないものを見ようとした末に見つけます。)
「君の震える手を握れなかった痛み」 これが”天体観測”の核心です。ここは後ほど解説します。
そして2番サビです。
知らないものを知ろうとして望遠鏡を覗き込んだ。
暗闇を照らすようなかすかな光探したよ。
そうして知った痛みを未だに僕は覚えている。
「イマ」という ほうき星 今も一人追いかけている。
2番すごく悲しい歌だということ、伝わりますかね。。
見えたけど知らないことができて、光を見つけたくて、頑張って探すんですけど、結局見つからなくて。。
辛いですよね。痛いですよね。簡単には消えない痛みですよね。そりゃ一人ですよね。
ここまで読んでくれたらわかると思うんですけど、1番と2番は完全に対比です。「望遠鏡を覗き込んで見えたもの」とか「二人、一人」とか。
ここまででも藤原基央天才すぎますよね。
さて核心に迫っていきます。
”なぜ震える手を握ろうとしたけど結局握れなかったのか?”
ここが一番考えたいところです。続きを見ていきましょう。
宛名のない手紙は、過去の僕に宛てた伝えたいメッセージですね。過去の自分を回想して、歌ったフレーズです。藤くんは、この歌を「雨の歌」と言っています。雨といえば、この歌詞に出てくる「予報外れの雨」です。
「予報外れの雨」どう解釈するのが良いでしょうか。「予報外れの雨に打たれて泣き出しそうな君」、最悪なことが起こって泣きそうになっているのではないか?と想像したくなりますよね。
君の震える手を握れなかった末に。。
ここで見えているモノを見落としてるんです。見えているのに、帰り道を駆け抜けて帰るんです。「予報はずれの雨に打たれて泣き出しそうな君」の手が握れなくて帰ってしまうのです。
そりゃ痛いですよね。そして一人です。
再度 ”なぜ僕は手を握れなかったのでしょうか?”
ポイントは、”2番の君の状況”と”予報外れの雨”にあります。
2番の君の状況は、星も見えない真っ暗な暗闇状態。
そこに突然の雨が降ります。
どうなるでしょうか?本当に真っ暗の暗闇から雲が晴れたなら。。
あなたはどう思いますか?
泣き出しそうになるのも無理はないでしょう。
『予報外れの雨』は君にとっては『暗闇から光に変わる雨』。
そして、最悪なことが起こって泣きそうになっているのではないか?と想像している僕がこの状況を理解できるでしょうか。
到底理解できないです。そんな状況で手を握ることはできないんですよね。理解とは2番での「知る」というワードを意味します。
では、背が伸びた僕ならどうでしょうか?
その時の君の気持ちがわかった背が伸びた僕なら、きっとその手を握れるはず。もう君は来ないけど。
最後に、この曲には隠された秘密があります。普通に知っただけだと理解はできないんですけど、ここまで読んでくれたあなたなら意味がわかると思います。この曲でキーワードの”二分後”です。
この曲の 2:00〜 のフレーズ、実際に聴いてみてください。
二分後の君の正体です。
これが天体観測なんです。
望遠鏡を覗く行為がどれだけのことか。
『答えの無いところに答えを探す歌』それが天体観測。
この記事を読んでくれて、この曲をまた愛する人がでてきてくれたなら、それほど嬉しいことはないです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
まだまだ寒いので風邪ひかないように、体あったかくして寝よう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?