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認知症の家族

おはようございます。
関西は桜が満開を迎え今週中が見ごろですね。
新学期や新しい生活がスタートするこの時期は出会いと
別れの季節で桜がそれを儚くも彩りますね。

画像はアイフォンで撮影した写真です。
カメラが好きな私は桜が咲くとじっとしてられず、一人でうろうろと
花見がてらカメラを持って撮影スポットを探しに行きます。
花や自然には癒されます。
その一眼レフカメラも母が誕生日に買ってくれたものです。

昨日は施設の母の通院でした。去年、大腿骨骨折してボルトを三本入れて、今は車椅子なので経過観察での通院です。
レントゲンを撮って以上なしで順調ですと主治医の先生に言っていただき
少しほっとしました。
母は30年以上ゴルフのキャディをしていたので骨や体はもともと丈夫でした。まだあと一年は念のために通院で診させてくださいとのことです。
昨日の母はミキサー食ですが介助してもらいながらも食事を全量食べているようで誤嚥も少なく、落ち着いていました。
2日前に二人の孫を連れて施設に面会も行きましたがその時も顔色も良く
落ち着いていました。
やはり、話もかみ合わず、わたしや孫の名前も覚えていませんが、会いにいくとわかるようで顔を見ていつも泣きます。
ぼぞぼぞとなにか自分の頭のなかにある話をしながら、謝りながら泣いています。それはいつどんな時もそうです。
わたしにはなんとなくですが母の言いたいことがわかるような気がします。
施設に入る前は数年、介護をしていてその時のことを母は迷惑をかけて申し訳ない気持ちで謝っているようです。
実際、なにかしたらいつもありがとうでいいのにごめんねと言っていました。しっかりものの母はお世話好きですが自分が人にお世話になるのが嫌なんだと思います。
私には特にそうなんだと。
だからいつも顔を見ると認知もすすみ理解できないことのほうがたくさんなのにそのことだけは母の中ではいつまでも色あせない記憶として残っているようです。
そんな母を見ていつも辛く悲しくもなります。
わたしはただただ手を握り、何も心配しなくても大丈夫やから泣いたらあかんよと言うことしかできません。
顔を見て一生懸命伝えてるとその気持ちは伝わっているように感じます。
病院の待ち時間に手を握りながら母のそばにいれたので病院の待ち時間を悪くないなと思えました。
今は少し落ち着いているのでその間にまた施設に面会に行こうと思っています。

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