Hirohide Nakagawa

弁護士法人東京スタートアップ法律事務所 代表弁護士

Hirohide Nakagawa

弁護士法人東京スタートアップ法律事務所 代表弁護士

最近の記事

創業5年経って思うこと

はじめに2023年9月1日をもちまして、法律事務所を開業して5周年を迎えました。 開業した2018年当時は、「組織を作って成長させたい」という一心でした。何か具体的なプランがあったわけではありません。1,000万円の借入をし、オフィスを借り、正社員を雇用したにも関わらず、既存顧客はゼロ、開業から2週間程度は1件の依頼もありませんでした。 あれから5年が経過し、所属している所員は50名以上、拠点数も二桁を数えるに至っており、毎年1万人以上の方から法律相談の問合せをいただき、

    • 【業界初!?】 新しい時代の弁護士像を確立するための人事評価制度を魂を込めて作った話

      序論憂い 2022年、僕はほぼ一年を通じて憂いていた。 2018年9月に僕が開設した東京スタートアップ法律事務所(略称TSL)は、コロナ禍をはじめとした紆余曲折を経験しながらも、当時、順調に成長を続けていた。 にも関わらず僕が憂いていた理由は、人事評価制度にある。 当時からすでに、人事評価制度は存在していた。 事務所から弁護士へ毎月支払われる月額報酬を決定するため「報酬規程」があり、半期に一回、各弁護士の働きに対して査定が入り、その弁護士の報酬額を決定する仕組みだ。

      • TSL4周年を迎えて思うこと

        昨日2022年9月1日をもってTSL開業4周年を迎えました。 せっかくなので昨年に引き続いてブログを書こうと思い、筆をとっています。 さて、当事務所は事務所開設4周年を迎え、所帯が大きくなってきました。所属弁護士数は27名となり、国内10拠点構えるまでになりました。 組織が大きくなるにつれ集客やマネジメントの難易度も上がり、日々試行錯誤を重ねています。 最近についてそんな中で今年に入ってから、TSLがやりたいことは何なのか、何を大切にしながら法律事務所を運営していくの

        • 大恩

          さて、久しぶりのブログで物々しいタイトルになってしまいましたが、現在、愛媛県松山市に来ております(TOP画像は飛行機から見た瀬戸内の海)。 というのも、昨年の11月に同市に住んでいた祖母が亡くなりました(なんと享年112歳だったので、大往生と呼ぶにふさわしい最期でした)。 祖母のお墓参りと、せっかくなので松山の街に立ち、祖母に思いを馳せてみようというのが、ここに来た目的です。 祖母について祖母は、1909年生まれですので、第一次世界大戦、世界恐慌、第二次世界大戦、高度経

        創業5年経って思うこと

          TSL3周年を迎えて

          3年間を振り返って思うこと本日2021年9月1日をもって、法律事務所(TSL)を始めて3年が経ちました。 これまでを振り返ってみると、まだ3年しか経っていないとは思えないくらい濃密な時間を過ごすことができました。 開業初期の頃、想定以上にクライアントが増え、ハイペースでオフィス移転や増員を行い、ある意味浮かれていた時もあれば、人の問題や資金繰り、感染症の影響による需要減少に不安を覚え、眠れない夜を過ごしたこともありました。 当初3年で達成するはずだった所属弁護士数50人

          TSL3周年を迎えて