虞犯って知ってますか?
皆さんこんにちは!あー☆と申します。
唐突ですが、虞犯(ぐはん)って知ってますか?知らない方が大半だと思います。
トップページの紹介文で少し触れていますが、私は虞犯で中学2年14歳のときに、家庭裁判所の審判で初等少年院送致の処分を受けました。
聞き慣れない虞犯とはどんなものなのか書いてみようと思います。
虞犯の定義
虞犯とは以下のように定義されているようです。
・保護者の正当な監督に服しない性癖のあること。
・正当な理由なく家庭に寄り付かないこと。
・犯罪性のある人もしくは不道徳な人と交際し、またはいかがわしい場所に出入りすること。
・自己または他人の徳性を害する性癖のあること。
分かりやすく言うと、
将来犯罪を犯す恐れのあるグレ始めの少年(怠学、不純交友、家出、夜間徘徊など)を非行が進む前に保護・更生させようというものです。
虞犯事案は女子が多く、男子は少なめで、そのほとんどが中学生です。少年院に入院している少年のうち男子は1~2%、女子は15%くらいが虞犯のようですね。
虞犯=少年院送致なのか?
決してそんなことはないと思います。
家庭裁判所の審判を受ける前に少年鑑別所で1ヶ月ほど生活をするわけですが、そこで家庭裁判所の調査官や鑑別所の職員との面接、心理テスト、知能検査、作文などを行うだけでなく、保護者への面談や環境調整が行われます。
その結果として、調査官の判定と鑑別所の判定を元に裁判官が審判で処分を決めるのです。(先生から説明がありました。)
私のときは、家裁調査官は審判前の最後の面接で「どんな処分がでるかはわからないけど、このまま戻っても同じこと繰り返すことになると思うよ。」と言っていました。
また少年鑑別所の先生は審判の後「少年院か~厳しかったな。」との言葉があり、あくまで予想ですが、調査官は少年院送致の判定、鑑別所は保護観察の判定だったのかもしれません。
どのような生活だったのか
中学受験をしたのですが失敗し、結局地元の公立中学に進みました。中学入学後、生活が荒れだし、家出や怠学、夜間徘徊を重ね、児童相談所へ連れていかれるようになります。
何回目か児童相談所へ連れていかれることを繰り返したのち、少年鑑別所に入れられ、家庭裁判所の審判を受けることになり、初等少年院送致というかんじです。
初等少年院送致は義務教育の中学生が対象です。16歳~19歳は中等少年院送致となります。(調べてみると現在は呼び名が違うようです。)
私は両親が中学校教員であり、母は生活指導を担当していたので、まわりの目は本当にきつかったと思います。
他人の子供には厳しく生徒指導してるのに、片や自分の子供は非行に走り、中学生なのに少年院へ行っている。
お父さん、お母さん。今考えても本当に申し訳なかったと思います。もう道を踏み外すことはないので安心して天国から見守っていてくださいね。非行に走った私を見捨てないでくれて本当にありがとう!
最後までご覧頂き、ありがとうございました(^_^)
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