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「なぜ、なぜ、なぜ」は魔法の言葉!イシューを考える習慣が人を育てる

イシューからはじめよ

安宅和人さんの本をサラタメさんのYouTubeで見て、イシューから考える意味について、再確認する。また、これまで上司などから指摘されてきたアドバイスや自身の思考について振り返り、その意味も振り返る。

『イシューからはじめよ』(著者:安宅和人)
イシューとは、「テーマとなる問い」
アウトプットや成果はテーマとなる問い×答えで決まる。
答えの質や量を求めるより、イシューが適切かどうかが大事。
与えらえた問題を解く力より、何を問題とするかという、イシューを設定する力のほうが100倍大事。イシューの設定によって成果が変わる!

「なぜ、なぜ、なぜ」を繰り返す

仕事において、「なぜ、なぜ、なぜ」を繰り返し、何が問題で、課題は何かを明確にすることと、何度言われてきただろうか。まさにそれは、イシューの設定が適切なのかの問いだったと言える。問題点や課題の設定を間違って、取り組む施策や改善案を企てても、何の意味もない。だから、仕事進める上で、正しい課題設定=イシュー設定が必要なのだ。

しかしながら、それがなかなかできていない。当たり前だと思っていても、日々、仕事に没頭し、近視眼的になりすぎると、その当たり前ができないことが多い。もしくは、表層的な検討や対応でその場、その時をやりすごしてしまいがち。

だからこそ、この本のタイトル「イシューからはじめよ」とのメッセージに意味があり、このキャッチーな言葉を腹落ちさせ、ルーティーン化することが大切なのだ。そして、そのイシューの設定ができたら、俯瞰的な視点となっているかを再確認し、定期的に振り返ることが必要となる。

イシューを見つけ出すコツ

また、「イシューを見つけ出すコツ」と「ダメなイシュー」については次のように紹介されている。

良いイシューを見つけ出すコツ
〇一次情報を収集する
 (お客様、現場の声などのNon加工情報)
〇イシューを常に頭の片隅に。イシューがすべての軸となる。
○業務のイシューを常にメモして、定期的に振り返る。
○作業に没頭しすぎてイシューを忘れないように。

ダメなイシューとは
①スタンスがあいまい
・仮説がない
・白か黒の判断をしていない
 ⇒イシューが解決しても仕事が前に進まない
②常識的すぎる
・Yesしかない、当たり前の答え
 ⇒部署の方針や現場の仕事に変化なし

「良いイシューを見つけ出すコツ」の中において「一次情報を収集する」ことも適切なイシューの設定においたは極めて重要だ。
現場からの報告や人づての現状把握では、どうしてもバイアスがかった情報ななりがちだ。もちろん、すべての現場で直接把握するのは、立場が上がれば上がるほど難しくはなるが、各現場のキーマンや信頼できる方をある程度固め、極力、現場の生の声、生の現場の状況を把握することな努めなければならない。

また、常な頭の片隅にイシューを置いておくことや、定期的な振り返りも必須であり、以下について、一連の流れで、習慣化させたい。

・常に課題は何かを考える(くせづけ)
・課題はメモする(記憶の定着)
・考えた解決に向けた方向性をアウトプット
・実行可能な具体的なレベルへの精査
・スケジュールを策定(頑張れば可能な予定)
・週次、月、四半期単位で振り返る(PDCA)

イシューを考えることが人を育てる

メンバーの育成は日々の仕事を通して行われる。日々の会話や指摘により、何が正しいかとか、どう考えればいいかを学ぶ。
中でも問題点や課題に関する議論とその解決策を検討することがもっとも学べや気づきが多いのではないか。ということは、イシューを考え、イシューを議論することこそが、学びにつながり、育成そのものなのだ。

今回、「イシューからはじめよ」の紹介動画を見ることで、改めて、イシューとは何を考え、その大切さを再確認できた。何かを日々議論することが、仕事を前に進めるとともに、自分やメンバーを育ててくれる。
そして、メンバー全員が「イシューからはじめよ」を実践できれば、チームは必ず強くなる。

「なぜ、なぜ、なぜ」を繰り返し、「イシューからはじめよ」を日々、実践することで、人材育成、チームビルディングを活性化させていきたい。

引用:「イシューからはじめよ」(著者:安宅和人)[英治出版]
参考:サラタメさん【サラリーマンYouTuber】

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