コーチングはどんな資格があるの?
「コーチングを仕事にするために、資格って重要ですか?」という質問をいただくことがあります。
コーチという職業は、名乗るにあたって資格は必要ないので、資格がないと始まらないという類のものではありません。
ただ、コーチングって無形のサービスで価値の感じ方も人それぞれなので、資格があることでコーチを選ぶ側(企業やクライアント)が判断しやすくなる効果が期待できます。
コーチの活躍の場は、クライアントが直接コーチを選ぶだけではありません。
コーチ同士でコラボレーションしたり、企業で契約コーチを検討したりするときに、個人の相性や直感だけではなく、客観的な判断基準があると、コーチとしては仕事の幅が広げやすくなります。
さて、そうした客観性を担保できるような、世界レベルで見た時に出てくる大きなコーチング団体ってどんなものがあるの?ということで、規模の大きな団体から代表的な3つをあげてみます。
世界のコーチング団体
まずは国際コーチング連盟(ICF)。
資格を持つコーチ数は2022年12月現在で143ヵ国、48,000人強の世界最大規模のコーチング非営利団体です。(ソースはICF会員ページでFact Sheetとして毎月公開されています)
次は欧州メンタリング&コーチング協議会(EMCC)。
会員数は26ヵ国以上で10,000人を超えるとあります。
そして3つめは国際コーチング協会(IAC)。
会員数は記事執筆時点で80ヵ国で25,855名です。
ICFが業界標準
この中で最も大きな組織はICFで、いまや業界のスタンダード。
ICFは業界全体の標準となる能力要件や倫理規定を定めていて、全世界のコーチに広く認知されているだけでなく、多くのコーチ養成機関やコーチを採用する企業が指針として活用しています。
そんなICFが発行する資格はこちらの3つ。
日本での資格保有者数は2022年12月現在で1,023名、内訳は以下のとおり。
・ACC:509名
・PCC :451名
・MCC:62名
こちらの資格、コーチングの資格ではもう基軸通貨みたいな位置付けになりつつあります。
国内にも大小さまざまなコーチングスクールがあります。
各スクールがそれぞれの基準で「認定」を出しますが、その認定ってICF基準で言うとどのレベル?といった物差しになってきています。
コーチングが広まるにつれて、クライアントのみならず企業や協業パートナーなどのコーチング利用者側が、品質の判断基準としてICFベースで考えるケースが増えてきているのを感じていて、この流れはこれからより一般的になるだろうと思います。
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